Ion Albesteanu
今日はタラフ・ドゥ・ハイドゥークスと同じムンテニアの名ラウタル、イオン・アルベシュテアヌの演奏を見てみましょう。彼の音源はフランスのBudaの「ルーマニア南東部ムンテニア地方のジプシー音楽~ルーマニア音楽集成第3集」がよく知られていると思いますが、ルーマニアのElectrecordからも出ていました。ヴァイオリンだけでなく歌の素晴らしさでも特筆すべき人です。Buda盤にも写っていますが、彼のタラフ(楽団)には、コブサがよく入っていたようです。琵琶やウードに似たルーマニア~ハンガリーの弦楽器です。
一本目の冒頭にはクラシックの名ヴァイオリニスト、ユーディ・メニューインが出てきますが、彼はオスタッド・エラーヒ(イランのクルディスタンのスーフィー音楽)など、各国の民族音楽の名人の音楽に賛辞を送っていた人でもありました。アルベシュテアヌのタラフが演奏する、チョカリーア(ひばり)の一部が続いて出てきます。
Ion Albesteanu - vioara
Ion Albesteanu - Ursitoare,ursitoare
Petrecere cu lautari - Ion Albesteanu
Ion Albesteanu - Foaie verde trei spanace
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