ドイナ オルテニアとマリア・タナセ
今日は何で行こうかと迷うほど、ワラキアの音楽関係は豊富です。今日はゲオルゲ・ザンフィルやタラフの演奏だけでなく、クレズマー音楽でも有名なドイナです。極めて速く動くツィンバロムなどのバックとは対照的に、まるで慟哭するようにすすり泣くヴァイオリンやパンパイプ(ナイ)のフレーズは、聞き手の心を鷲掴みにします。ドイナもおそらく地方別、演奏家別に星の数ほどパターンがあると思いますが、それらの中からオルテニアと、往年の名歌手マリア・タナセの歌唱で。
例のタラフ・ドゥ・ハイドゥークスの住むクレジャニ村ですが、ブカレスト郊外と言って良い位の場所にありますので、ムンテニアになるようです。オルテニアはセルビア寄りで、思ったより狭いことを確認しました。余談ですが、グーグル・マップを見ていたら、ブカレストの南の方にヴラド・ツェペシュという町があることを確認しまして、大変に驚きました(笑)
Doina Oltului / Olt river song
Maria Tanase sings Doina din Dolj
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