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2012年3月21日 (水)

Jalal Zolfonun

今日はすっかりブログを書く十分な時間がなくなってしまいまして・・。ペルシア音楽関係に戻ってきていましたので、一本上げておきましょう。イランの弦楽器セタール&タールの名手ジャラール・ゾルフォヌーン氏が亡くなられたそうです。まずはご冥福をお祈り致します。
彼は1978年にファーテメ・パリサー等と来日した名手で、特にセタールの演奏は印象に残っています。当時ネイの若き名手だったモハンマド・ムーサヴィーもいましたが、年齢的にみても実質このメンバーのリーダーだったのではと思います。(この時の録音がビクターJVCの「ペルシア絶唱」)
訃報の記事でヴァイオリンも弾かれていたことを知ってかなり驚きました。セタールとヴァイオリンと言えば、往年のアボルハサン・サバーを思い出させます。ペルシア音楽の場合、調弦は西洋式のソ・レ・ラ・ミ(平行5度)ではなく、A線とE線を一音ずつ下げて、ソ・レ・ソ・レにするのが多いらしいことを、前にブルーノ・ネトルの本で読んだ記憶があります。この調弦なので、セタール奏者が弾きやすくもなるのかなとも思いますが、どうなのでしょうか。

Ostad Jalal Zolfonun - Taknavazi Setar

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