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2012年3月25日 (日)

Ney Nava ライブ

ゾルフォヌーン関連で見ている内に、ホセイン・アリザーデのネイ・ナヴァーのライヴ映像を発見。確か数年前にもこの曲については取り上げましたが、ライヴではなかったはず。ネイの音色の素晴らしさは言わずもがなですが、オーケストラの演奏風景もとても興味深いものがあります。ペルシアの旋法音楽の細密な音の動きと、西洋クラシック音楽の代表であるオーケストラをどんな風に組み合わせるか、その素晴らしいサンプルと思えるこの曲は、ダストガーを知り抜いた上で西洋音楽にも関心を寄せていたアリザーデだからこそ作曲可能だったと言えるのでは。

95年に雑誌に書いた拙文で、諸々情報としては古くなっていますが、その中でネイ・ナヴァーについて以下のように書きました。


☆ホセイン・アリザーデ

彼も77年シーラーズでのコンサートで、パリサーのバックでタールを弾いていた人だが(キング「イランの音楽~栄光のペルシア」に収録)、80年代以降、独創的な古典音楽作品を次々と発表していて、2本のタールとザルブによるハムナヴァーイ(「音楽表現において一つになること」)に始まる自身のレーベル、ケレシュメなどから出ている。私が91年頃最初に聞いたのは、ネイ・ナヴァー(ナヴァー旋法によるネイとオーケストラの協奏曲)という曲で、故・五十嵐一氏の解説でFM放送された。「雅びということを感じますですねー」と言っておられたのを懐かしく思い出すが、弦の透明な響きの上にネイの音がたゆとう大変美しい曲である。(以下省略)

Hossein Alizadeh Neynava Navaa


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