タラフとオルテニアのRustem
先月15日にタラフ・ドゥ・ハイドゥークスの演奏でアップしましたルステムという曲ですが、タラフだけの曲ではなく、オルテニアの踊りとしてもyoutubeがアップされていますので、一緒に上げて見比べてみましょう。タラフの演奏でも、いつもフレージングが固定しているわけでないのは、1,2本目で分ります。3本目のオルテニアのルステムでは、Asymmetric(非対称の)という形容が見えますから、変拍子か?とも思いますが、よく聞いてみると5拍打った後、1拍休みが入るようですから、8分の6拍子と取れそうに思います。5つの拍を強く打つリズムとベースに特徴があります。その上でメロディはバリエーション豊かに演じられるようです。
この曲はタラフのアルバムではクラムドからの3枚目「Dumbala Dumba」に入っていましたが、曲解説がないので、詳細は不明のままなのが残念です。しかし、こうして並べてみると、演奏者と所変わっても同じ舞曲であることがはっきりと分ります。ルステムはザンフィルの例のエレクト盤にも入っていました。昨日の一本目にもルステムの部分が含まれていたようです。
Taraf De Haidouks - Rustem si suite
Taraf de Haidouks - Rustem
Rustem oltenesc / Asymmetric dance from Oltenia
RUSTEMUL V ''RUSTEM OLTENESC''
RUSTEMUL IV ''RUSTEM'' Romanian Braul Type Folk Dance
これは少し違うタイプに聞こえるルステムで、地方はオルテニアではないのでは? 地方によっては上記の特徴も曖昧になるのでしょうか。
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