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2012年4月 4日 (水)

ダルヴィーシュ・ハーンの楽曲

こんな時こそ、とことんペルシア音楽!という事で続けておりますが、今日はダルヴィーシュ・ハーンの楽曲を幾つか取り上げます。1872年生まれで1926年に亡くなったという大昔の人で、西洋ならモーリス・ラヴェルとかが世代的に近いでしょうか。しかし、現在もよく演奏される小楽曲をかなり残してもいる人で、あの美しく感動的なモルゲ・サハルもどうやら彼の曲のようです。詞は後で付けられたのでしょうか? それとも最初からハーフェズやサアディなどのペルシア古典詩に付けられた曲でしょうか? 歌詞がこちらに英訳されていました。この名曲についてはもう少し調べてみて、訂正を後日入れることになるかも知れません

Shajarian Morghe Sahar Bam



2003年末にイランのバムで起きた大地震の犠牲者を追悼するコンサートのライヴDVD収録の映像で、コンサートのラストに演奏されたモルゲ・サハル。何度見ても感動的な歌唱で、確かこれで当ブログ3回目位の登場です。上記サイトによれば歌詞の最初のmorgh’e sahar, naale sar konは、morning bird, mourn(朝の鳥は嘆き悲しむ)となります。この一行とマーフール旋法の明朗なメロディ、この意外とも思える組み合わせだけでも深いなぁと思ってしまいます。

Morghe Sahar - مرغ سحر in chahargah ideas Persian setar audio right hand only



そのモルゲ・サハルを、セタール一本で、更にマーフールからチャハールガーに転調?した独奏。これは非常に興味深い演奏です! テンションの高いチャハールガーの音が混じると短調混じりのように聞こえてきて、「嘆き悲しむ」というのも自然に感じられるかも知れません。後半は同じくダルヴィーシュ・ハーン作のチャハールメズラーブ。3本目と同じ曲ですが、こちらもマーフールからチャハールガーに変わっているようです。

Re: Dariush Talai - Setar



同じチャハールメズラーブを、名手ダリウーシュ・タライーの独奏で。元のマーフール旋法のオーソドックスな演奏。

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