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2012年5月

2012年5月31日 (木)

ガヴァーミ&シャフナーズ

昨日の動画のリンクに大変に素晴らしいライヴ映像がありましたので、今日はそちらを上げておきます。往年の名歌手ホセイン・ガヴァーミの伴奏をタール奏者のジャリール・シャフナーズが担当しています。弾いてはいませんが、右にはケマンチェの巨匠アスガール・バハーリーの姿が見えます。ほとんど例のユネスコ盤と似たメンバーですから、1970年前後の映像ではないかと思われます。蘭フィリップスのユネスコ盤LPでは、タールはシャフナーズではなく、オマール・シェリフという人でしたが、この演奏がまた素晴らしいものでした。
このメンバーを見ると、個人的に懐かしさが込み上げてきます。更には、シュール旋法らしい寂寥感溢れるメロディ。名手のタール演奏を、この角度から見られるのも、ほとんどないことだろうと思います。

Hossein Ghavami Jalil Shahnaz Shoor Mode

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2012年5月30日 (水)

ゴルハーの男性歌手 ガヴァーミ、シャジャリアン

ゴルハー音源の男性歌手では、ゴルパ以外にはシャジャリアン、ガヴァーミ、イーラジなどがyoutubeにも上がっています。一本が20分以上のものが多く、全体を見るのはとても追いつきませんが、いくつか目に付いたものを上げておきます。膨大なゴルハー音源がこうして次々上がっているのを見ると、時代は変わったなぁとつくづく思います。昔はせっせとディスクを集めたものですが(笑) まぁ今では入手難の音源群ですから、有難い限りではあります。

shab jodayee ghavami amadehhhhhhhhhhhhhhhh.

前に書きましたが、この映像のホセイン・ガヴァーミは、私が初めて聞いたペルシア古典声楽でした。オランダ・フィリップスのユネスコ・コレクションのLPでした。ですから、渋い正統派歌手というイメージが強いです。

Golhaye Tazeh # 72 Ostad Shajarian

今ではイラン古典声楽界の帝王のような存在のシャジャリアンですが、ゴルハーが盛んな頃はまだ若手だったはず。やはり声にも表現にも若さが溢れています。

Golhaye Tazeh Shomareye 10 Part 1

この映像のサムネイル画像はゴルパですが、この一本にはゴルパは出てきません。器楽の序奏部分だけで、この長さ(笑) 続きにはゴルパが登場するのかも知れませんが、リンクがすぐに見当たりません。

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2012年5月29日 (火)

ゴルハーのゴルパ

そして再度ゴルパですが、ゴルハーの音源とライヴ映像を上げておきます。ペルシャン・ラヴと全く同じ音源も、ゴルハーの中にあるはずですから、丹念に調べれば見つかるかも知れません。CD等では現在入手が難しいので、youtubeで確認できるのは非常に有難い限りです。

GOLPA, گلپا ♥♥♥ Golhaye Rangarang 491, گلهاي رنگارنگ ♥♥♥ LYRICS

Akbar Golpa

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2012年5月28日 (月)

Pouranの歌声

またもや日曜に書けず、お休みになってしまいました。諸々用事が入ることが多く、今後も書けない日曜が増えそうです。m(_ _)m
ゴルハー音源で、まずパリサーを探してみましたが、どうもゴルハー関係はない様子でした。TaranehからはGolhaye Taze(新しい花)のシリーズで3枚出ていましたので、ご存知の方もいらっしゃるはず。ゴルハーイェ・ターゼー、ゴルハーイェ・ランガラング(「色とりどりの花」のような意味では?)など、ゴルハーの一連の音源には、ハイェーデ、ホメイラ、ゴルパのような軽古典中心の歌手から、シャヒーディー、ガヴァーミなど、古典歌唱に重心を置いている歌手まで、実に様々ですが、今日はプーランという女性歌手のゴルハー音源を何本か上げておきます。
私がこの人の名を初めて知ったのは80年の例の柘植元一氏のラジオ放送を通してでした。レングのリズムの顕著なエキゾチックな民謡を歌っていたのを覚えています。今日のyoutubeにはとても美しく興味深い絵画が出てきますが、初めて彼女の歌を聞いた時の印象と、かなり近いイメージです。最近のディスクでは、Vampisoulから出ていた2枚組、イラン革命前のイラン・ポップス Rangarang - Pre-Revolutionary Iranian Popにプーランの歌が収録されていました。

GR 425 Pouran

前半の男性歌手はガヴァーミか? 終わりの方で出てくるのがプーランです。

GR 474:Pouran

GR 363.:Pouran

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2012年5月25日 (金)

Shirin Labe Yar

ゴルハーの鉱脈?を掘り当てましたので、またパリサーなども少し見てみたいと思いますが、その前にアーディエーの他のものを見ていたら、古典寄りの素晴らしい歌唱もいくつかありました。一本目は少しライトクラシカルなタスニーフですが、彼女の清々しいタハリールの独唱から始まります。二本目の3分辺りは往年のイランのキャバレー音楽の様でもあり、伴奏の無窮動風に動くドローン入りのヴァイオリンと、トンバクの特徴あるリズムが独特で、グーグーシュのShode Shodeなども思い出しました。このフィルムには、16歳当時のアーディエーも出ているようです。

Ahdieh - Shirin Labe Yar

DALAHOO, فيلم دالاهو ♥♥ Foroozan, رقص فروزان ♥♥ LYRICS
Songs: Raghseh Sahra, رقص صحرا & Shahzadeh, شهزاده - AHDIEH,16 years old + Lovely Forouzan's perfomance!

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2012年5月24日 (木)

ゴルハー音源

Ahdiehでの検索結果の上の方はポップスや軽古典歌唱ばかりでしたが、何ページか繰ると、例のゴルハーの音源が次々と出てきました。ポップスやライトクラシカルでも、ペルシア音楽のルーツが生きているものはそれなりに面白く聞けますが、西洋的になりきってしまったものは、やはり駄目ですね(笑) ということで、男性のナレーションと女性の朗読から始まるゴルハー音源から、アーディエーの歌唱をいくつか。
長尺で50分を越えるような音源がそのままアップされていますので、アーディエー(アフディエーかアハディエーという表記も可能だと思いますが)以外にもカップリングの男性歌手や器楽演奏などが色々と出てきます。最初の男性のナレーションをよく聞いていると、詩は誰のもので(ハーフェズとサアディが多いです)、朗読、歌手、器楽奏者はそれぞれ誰それと言っているのが分るかと思います。演奏は50、60年代頃盛んになっていた西洋式との折衷的な編成ですが、音楽自体にはペルシア音楽のエッセンスが強く感じられます。

GR 492: Ahdieh

アーディエーは28分過ぎから。前半の男性歌手はガヴァーミか?

GR 447: Ahdieh

GR 418: Ahdieh

男性歌手はゴルパ。

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2012年5月23日 (水)

アーディエー

アーディエーの古典歌唱を少し探していましたが、どうも見当たらず。しかし軽古典でもなかなか印象的な歌を聞かせている人です。3曲目はアゼルバイジャンのバヤーテ・シーラーズに似たメロディ。哀愁味溢れてロマンティック。しかし、若い頃は綺麗ですね。

Ahdieh - Ey Khoda Delam Tange

Soltane Ghalbha Aref & Ahdieh

Soltane Ghalba ..with AhdieH and Aref

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2012年5月22日 (火)

ペルシャン・ラヴの女性歌手

予定よりブログのお休みが長くなりました。m(_ _)m
ホルガー・シューカイの「ペルシャン・ラヴ」とゴルパについて書いていましたが、あの曲に出てくる女性歌手は誰?と、お問い合わせがありましたので、少し調べてみました。最初に聞こえる方は、パリサーではないし、まして大昔のガマルアルマルークでもないし、マルジエか誰かでは?と思っていました。このペルシャン・ラヴは数年前にもアップした同じ映像ですが、2分28秒辺りに聞こえる通り、結構可憐な歌声でタハリール(鶯の声)をやっています。(5分40秒辺りはパリサーかも知れません)ペルシャン・ラヴには特徴的な女性のナレーション(詩の朗読)が入っていますが、これはおそらくゴルハーの放送録音であることの証拠になると思います。
ゴルハーの音源ですが、比較的知られているのはTaranehから出ていたパリサー、シャヒーディーの各3枚、ナデル・ゴルチン、マフムーディー・ハンサリの各2,3枚だと思いますが、CALTEXからも5枚くらい出ていて、手元にVol.3と5があります。5がゴルパ、3はシャヒーディーと女性歌手アーディエー(Ahdieh)のカップリングでした。このシリーズ、Persian Classicsとだけ書かれていて、肝心のゴルハーイェ・イラーニー(イランの花)というシリーズタイトルはペルシア語表記のみでした。
カルテックスの同シリーズVol.1,2,4をお持ちの方がいらっしゃいましたら、情報を頂けると大変有難く思います。現在は入手困難だと思いますので。女性歌手の録音が他にもあったかどうかが、特に知りたいところです。
今日の2,3本目には、軽古典的な歌ですが、アーディエーの映像を上げておきます。

Holger Czukay - Persian Love (Movies)

Hargez Hargez Ahdieh

Ahdieh: khaterkhah

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2012年5月17日 (木)

ゴルパ、シューカイ、ダルヴィーシュ

ジャーマン・ロックの雄、ホルガー・シューカイ(ex.カン)の「ペルシャン・ラヴ」に引用されたタハリールの歌声が、どうやらゴルパらしいというような話も数年前に書いたように思います。ゴルパ(正式にはゴルパイェガニ)という人は、往年の大巨匠ヌール・アリー・ボルーマンドの有望な弟子と目され、綺羅星のような音源が一杯のラウンダーのドイツ・ムジカフォン(ドイツ・ユネスコ)音源にも収録され、そこでは師匠自らタール伴奏もしてた程の期待の星でしたが、その後は軽古典やポピュラーの方で大きく売り出すようになりました。以来かつての師匠ボルーマンドは「アーヴァーズを歌う者としては不完全」と評するようになったとのこと。古典歌手として研鑽を積んでいたら、どれ程になったのだろうかと思う位の技巧の持ち主ですが、確かにペルシア古典声楽本来の品格と深い趣きに欠ける部分はあるなと私も常々思っていました。今日は彼の軽古典の代表曲の一つだと思いますが、ダルヴィーシュ(「ダルビッシュ」というのは間違った日本語表記だと思いますが(笑))を上げておきます。
参照文献:阪田順子著「20世紀におけるペルシア伝統芸術音楽の伝承」(冬至書房)
さて、先日の予告通り、18~20日はブログをお休み致します。m(_ _)m

Golpa Darvish

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2012年5月16日 (水)

ゴルパの歌声

ゴルパについても何年か前に少し書いた記憶がありますが、シャヒーディーのリンクに出ていて思い出したもので、ここで少しアップしておきましょう。シャヒーディーよりは年齢的には20歳くらい下なのではと思います。
もう17年くらい前になると思いますが、ゴルパの歌声が脚光を浴びかけたことがありました。CALTEXのMastamが中心だったようで、確かにそこでは強烈なタハリールを聞かせていました。youtubeから少しでもその片鱗が聞こえるような音源を拾ってみました。タールの伴奏で切々と、かつ鮮烈に歌っています。ナレーションの通り、ゴルハーの放送音源のようです。

GOLPA, گلپا ♥♥♥ Golhaye Rangarang, 556 گلهاي رنگارنگ ♥♥ LYRICS

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2012年5月15日 (火)

シャヒーディーの歌声

アブドルワハブ・シャヒーディーのyoutubeは他にも色々と出てきていまして、その中には昨日のようなウード弾き語りのイメージから離れたものもあります。それらも含め幾つか上げておきましょう。Negah Garm Toのような歌唱を聞いて、個人的にはペルシア古典歌唱のベスト3には入る人ですが、今日の3,4本目を聞いていると、こんな風にも歌ってたのかと驚かされます。ウード弾き語りの渋いイメージとは随分違います。1本目冒頭はキーが高くて、本当にシャヒーディーかと思いました。1,2本目はゴルハーの放送音源でしょうか? 2本目は渋いウード(バルバット)弾き語りが嬉しい一本です。3,4本目は大衆歌謡~軽古典でしょう。

Master shahidi,geryeh ra be masti

Abdolvahab Shahidi

Abdolvahab Shahidi

Abdolvahab Shahidi Tanha Biya Vahshi Bafghi

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2012年5月14日 (月)

シャヒーディー、パイヴァール、エスマイリー他のライヴ

数年前にも上げたかも知れませんが、昨日のエスマイリーのビデオの主要部分もありましたので、2本上げておきます。何度見ても最高の演奏ですので。
中心はウード弾き語りのアブドルワハブ・シャヒーディーですが、日本ではサントゥールのファラマルズ・パイヴァールが一番よく知られていると思います。曲目はオコラの例の「ペルシアの音楽 Musique Persane」の一曲目と同じNegah Garm To。シャヒーディー自作のマーフール旋法の名曲です。(この辺りのことも当ブログ初期に書いたような気がします)
2本目はパイヴァールとエスマイリーのデュオ。シュール旋法のチャハールメズラーブです。テヘラーニ亡き後の名コンビで、90年代にPars Videoからこのデュオの記念盤Yaadegariが出ていました。今日の映像の20年余り後になると思います。パイヴァールも亡くなった今ではもう見ることは出来なくなりました。
今日ウィキペディアでシャヒーディーの生年を初めて知りましたが、今年で98歳ということになるようです。ウードではなくバルバット奏者となっていました。因みに、オコラ盤のトンバク奏者はホセイン・テヘラーニでした。

Abdolvahab Shahidi

4Mezrab Shoor Maestro Payvar

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2012年5月13日 (日)

Mohammad Esmaili Tombak

さて、次には何をアップしようかと少々困惑する程、モルタザヴィの演奏は究極の超絶技巧でした。しかし、ペルシア音楽自体とは乖離してきているのかも知れないようにも思いました。今日はもっとペルシア音楽の伝統と繋がってくる演奏を上げることにします。この映像は、名手モハンマド・エスマイリのトンバク独奏で、ウード弾き語りのアブドゥルワハブ・シャヒーディーのステージ(おそらく70年代)の中の一こまでした。この映像はビデオがありました。エスマイリーは、ホセイン・テヘラーニの後、パイヴァールの伴奏も担当していた人です。彼は今も現役なのかどうか、不明ですが、もうかなり高齢なのではと思われます。

Mohammad Esmaili Tombak ; Persian Goblet Drum

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2012年5月11日 (金)

Mohammad Reza Mortazaviの古典伴奏

驚異的なトンバク独奏を聞かせるモハンマド・レザ・モルタザヴィが、オーソドックスなペルシア古典の伴奏をしている映像も、いくつかありました。1本目ではトンバクが主張し過ぎかなとも思われますが(笑) 音色はトンの音が伸びないからかも知れませんが、アフガンのゼルバガリに似て聞こえてきます。乾いた短い低音がそっくりです。2本目は、しっとりした曲調での伴奏。こんなスローな曲の伴奏は意外性もあり(笑)、なかなか新鮮です。
彼の名前は、前半はシャジャリアン、後半はヴァイオリニストのモルタザヴィを思い出させ、名前だけでもペルシア音楽ファンにとってはかなり印象的だと思います。ペラングの音程変化、ハガネのように強力なリーズは彼独自で、激しく目を惹きつけるものがあります。

Tar Ostad shahram mirjalali (Mir tar) tombak Ostad mohammad reza mortazavi

Nariman Hodjati & Mohammad Reza Mortazavi

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2012年5月10日 (木)

Mohammad Reza Mortazaviの超絶技巧

所用で2日ブログを書けませんでした。来週の18~20日もお休みする予定で、これまでで一番休みの多い月になりそうです。m(_ _)m
イランの代表的な打楽器トンバク関係を見ていましたが、今日のモハンマド・レザ・モルタザヴィという人の超絶技巧は、昨秋頃初めて知って非常に驚きました。これ程革新的なトンバク演奏をやっている人は余り記憶がありません。ペルシア音楽と言うよりも、ラテンのコンガやボンゴを聴いているような感じがありますが。トンバクのアブストラクトなプレイに対して、ダフの方はイランの伝統的なリズムに聞こえます。彼がオーソドックスなペルシア古典の伴奏をしている映像があったら見てみたいものです。

Mohammad Reza Mortazavi محمدرضا مرتضوی Green Hands (part 1 from 2)

Mohammad Reza Mortazavi محمدرضا مرتضوی Green Hands (part 2 from 2)

Mohammad Mortazavi - Philharmonie Berlin --Balal Balal

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2012年5月 7日 (月)

シェミラーニ親子

トンバクでは、これまでホセイン・テヘラーニやバフマン・ラジャビなどを何度か取り上げましたが、テヘラーニの弟子筋の一人、ジャムシド・シェミラーニと彼の二人の息子、ビジャンとケイヴァンについてはほとんど書いてなかったかも知れません。息子二人はここ10年余り八面六臂の活躍を展開し、ここにも出てたかと驚くこともしばしば。それ程トンバクと言う楽器は適応性が高いのだろうと思います。何となく日本の音楽にも合いそうな気がしていますが(少し和太鼓に音色が似ています)、まだそちら方面は見たことはありません。
つい最近ではビジャンの参加するオネイラというグループで、イラン~バルカン~南仏の入り混じったサウンドの中に出てきて、面白く聞きました。今日はまずシェミラーニ親子のトンバク・トリオをアップしておきましょう。そして2本目はオネイラの映像です。

Trio Chemirani

OnEira - To fileman

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2012年5月 6日 (日)

トンバクの基礎技法

色々とばたばたしておりまして、結局連休の間アップ出来たのは、今日入れて3回だけでした。m(_ _)m
今日はリズム面を取り上げてみます。イランの打楽器と言えば、何と言ってもトンバク(別名ザルブ)が有名ですが、どういう風に膜面に当てているかよく分かるものを選んでみました。何年か前にも基本的な技法の説明は入れましたが、ここで今一度確認しておきたいと思います。
中央を叩く低音はトン、縁1センチ程を叩く高い音はバクで、この2つの音のオノマトペから楽器名が来ている点については前にも書きました。他に以下のような技法があります。
9指を使ったスネアドラムのロールのようなリーズ
    *リーズが出来なければトンバクにあらずという程基本的な奏法。
左手中心で指鳴らしのようにバクを叩くのがペラング
    *これも基本中の基本の奏法で、両手8指を使う超絶技法もあります。2本目のように長いリーズの間に入ることもよくあります。

前打音のように左手中心に入る装飾音はエシャレ
   *タブラなら、例えば「ダ・ディン・クレ・ディン・ディン・~」のクレに相当
トンを叩いてすぐさまリーズに入るのはピシュリーズ
 *パンチを聞かせるのにもってこいですが、これはなかなか難しいです。

Tombak rhythm 6/8

tombak rhythm 6/4 using rolling (RIZ)

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2012年5月 3日 (木)

Abdolvahab Shahidiのウード弾き語り

飲み会もあったりして、すっかりブログは連休モードになっていますが(笑)、今日はアップしておきます。ウード弾き語りのアブドルワハブ・シャヒーディーについても何年か前に書きましたが、その後また色々youtubeが出てきています。久々に聞いて、やっぱりこの人の歌声は渋くて良いなぁと、つくづく思います。メズラブ(撥)のすががくリーズ奏法(トレモロ)もやるせない感じを醸し出してて、堪りません。オコラのCD第一号だった「ペルシアの音楽」が、パイヴァールよりもシャヒーディー中心であることは、以前に書いた通りです。今日の一本は、ウード弾き語りでしっとり、しみじみ聞かせてくれます。
彼の演奏をビデオで見たことがありますが、他の奏者より頭一つ背が高かったので、もしかしたら2メートル近いのでは。(ということも前に書いたような気がしますが(笑))

Abdolvahab Shahidi

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2012年5月 1日 (火)

Safvat Setar & Razavi

往年の演奏家でダリウーシュ・サフヴァトのものはないかなと探していましたが、ちょうどラザヴィとの共演が見つかりましたので、今日はこちらを上げておきましょう。一本目ではサフヴァトのセタール伴奏で、ルーミーの名高い「葦笛の歌」を歌っています。セイイェド・ヌーレッディン・ラザヴィ・サルヴェスターニは、ビクターJVCの名盤「ペルシア絶唱」でパリサーと並んで収録されていた男性歌手です。JVCの1978年東京でのライヴ音源より数年前でしょうか、油の乗りきった素晴らしい歌声を披露しています。
セタール中心に2本目のようにサントゥールの名手でもあるサフヴァトは、センター系音楽家の中心的存在でありながら、なぜか録音盤を耳にすることが少なかったように思います。こうしてyoutubeで映像つきで見られるのは嬉しい限りです。1922年生まれという世代ですから、往年の大巨匠たちからの直伝の芸を見につけた人だったようです。
ラザヴィの録音は、他にMahoor InstitutからFarahという盤が出ていて、モーリス・ベジャールの1973年のバレエ「ファラー」のための演奏を収録したユニークな内容でした。

Safvat Setar & Razavi

Master Dr. Daryush Safvat Setar & vocalist Razavi Sarvestani in concert at University of Utah in the 1970s,

Dr. Dariush Safvat and Seyed Nooroldin Razavi Sarvestani

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