トンバクの基礎技法
色々とばたばたしておりまして、結局連休の間アップ出来たのは、今日入れて3回だけでした。m(_ _)m
今日はリズム面を取り上げてみます。イランの打楽器と言えば、何と言ってもトンバク(別名ザルブ)が有名ですが、どういう風に膜面に当てているかよく分かるものを選んでみました。何年か前にも基本的な技法の説明は入れましたが、ここで今一度確認しておきたいと思います。
中央を叩く低音はトン、縁1センチ程を叩く高い音はバクで、この2つの音のオノマトペから楽器名が来ている点については前にも書きました。他に以下のような技法があります。
9指を使ったスネアドラムのロールのようなリーズ
*リーズが出来なければトンバクにあらずという程基本的な奏法。
左手中心で指鳴らしのようにバクを叩くのがペラング
*これも基本中の基本の奏法で、両手8指を使う超絶技法もあります。2本目のように長いリーズの間に入ることもよくあります。
前打音のように左手中心に入る装飾音はエシャレ
*タブラなら、例えば「ダ・ディン・クレ・ディン・ディン・~」のクレに相当
トンを叩いてすぐさまリーズに入るのはピシュリーズ
*パンチを聞かせるのにもってこいですが、これはなかなか難しいです。
Tombak rhythm 6/8
tombak rhythm 6/4 using rolling (RIZ)
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