サーカシアンのトルコ歌手 Gulcan Altan
東京[無形文化]祭については、また何か関連してアップするかも知れませんが、とりあえず北コーカサスに戻します。
22日に 「実はトルコに最もサーカシアン系の住民が多いようですので、またそちらも少しずつと考えています。有名な歌手の中にもサーカシアン出身の人がいるようです。」 と書きましたが、既に一人この人はどうもそうらしい、という歌手を見つけていました。
ギュルジャン・アルタンという女性歌手ですが、インタビューの間に出てくる歌は音楽的にサーカシア風なわけではないので、ほとんど一般のトルコ・ポップスと言って良いのでは。しかし、躍動的な2曲目は明らかにアディゲ調で、どこかで聞いたことがあるメロディ。アディゲに原曲があるのかも知れません。コーカサスのハチロク・リズムが迸る情熱的な一曲です。トルコの歌手として、自分のルーツをこれ程はっきりと表現するのは、珍しいようにも思いますがどうなのでしょうか。
インタビューをよく聞いていると、サーカシアより、チェルケスの語が頻繁に出てきているようです。トルコにおけるサーカシア系の歌手のスタンスというのは、興味深いものがあります。トルコ語に堪能な方のコメントを頂けましたら、有難い限りです。
Gülcan Altan-Trt Sanat2011 Programı
Gülcan Altan (Adige Ceug Live Record)
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