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2012年8月

2012年8月31日 (金)

Chilean folk songs

いくつか見て思うことは、割とフォルクローレ系とスペイン系は住み分けがはっきりしているのかも知れないということで、ヌエバ・カンシオンのインティ・イジマニのようにそれらが高次で融合した音楽は少ないようにも見受けられます。次回からペルーに向かうことにしまして、今日はチリの音楽と踊りをもう少し上げておきます。フォルクローレらしくないようにも思える女性のミニスカートが目立ちますが、ペルーのクンビアの影響でしょうか(笑) フォルクローレと言えば、大半の日本人は「コンドルは飛んで行く」や「花祭り」のイメージが強く残っているように思いますが、現地ではどんどん変わっているのでしょう。3本目だけ、スペイン系の音です。

Ballet Folklórico de Temuco-Bafote, de Chile

Chilean traditional folk dance: Pachamama

Chilean folk songs: Vendo unos ojos negros & El gorro de lana

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2012年8月30日 (木)

Hector Pavez

チリの民族音楽の音源というのは余り記憶はないのですが、ほとんど唯一でしょうか、イギリスのレーベルARCから、エクトール・パベスという人のCDがありました。youtubeも何本かあって、ギター弾き語りを披露しています。昨日と同じようにスペイン、インディオのフォルクローレ、アフロと3つの柱を並べると、やはりスペイン色の強い音楽だろうと思います。
一本目などはアラゴン地方のホタにちょっと似ています。3本目も「我が父へのワルツ」という曲名通り、かなりヨーロッパ的。4曲目のLa Sirillaは唯一偶数拍子ですが、これも例えばフラメンコの何か(シギリージャ辺り?)に似て聞こえてしょうがないです。チリでも詩と舞曲は密接に結びついているのでしょうか?

A la mar fui por Naranjas

HECTOR PAVEZ "El Cañaveral"

Hector Pavez-Vals a mi Padre (Completo)

HECTOR PAVEZ "La Sirilla"

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2012年8月29日 (水)

チリの民族舞踊

インティ・イジマニの演奏を見ていると、イストリコかヌエボか、ということはどうでもよくなる位に面白いものが多く、各楽器の演奏能力の高さにも驚きます。今日は2時間のライヴ映像を上げておきますが、その中にも若干出てくるような2本目のような素朴なチリの民族舞踊(この場合は民俗舞踊か)を見ていて思うのは、本国スペインの音楽や舞踊に相当似ている点です。こう言うアラン・ローマックスの古い録音に聞くような音楽が、今でも南米にも伝承され続けていることに、驚きを覚えます。チリ南部の典型的な舞踊のようですが、この催しがスペイン北西部のケルトの地、ガリシアで行われたというのは、正にピンポイントだなという印象です。
インティ・イジマニのライヴでは、アフロな印象の要素(場所で言えばチリ北部でしょうか?)、上記のようなヨーロッパ(スペイン)的な部分、インディオ音楽に根差したアンデスのフォルクローレ、それらが巧みに入り混じって聞こえます。

Inti - Illimani - Lugares Comunes

Chilean traditional folk dance: Chiloé

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2012年8月28日 (火)

インティ・イジマニ

昨日上げ忘れた一本を含め、もう少しインティ・イジマニの演奏を入れておきます。一本目のEl Aparecidoは、アルゼンチン・サンバを思わせるような特徴的な8分の6拍子で、キラパジュンとのジョイントのようです。熱い一曲。2曲目はサンポーニャ(パン・フルート似)やチャランゴ(アルマジロの皮の胴を持つ小型弦楽器)のようなフォルクローレ特有の楽器がクローズアップされています。3本目は何度も登場しましたチェ・ゲバラ賛歌のインティ・イジマニ版。ボンゴなどキューバ的な楽器の代わりに、フォルクローレ楽器が目立っています。

Inti-Illimani Quilapayún - El Aparecido

Es Mi Tierra. Inti-Illimani "Alturas"

Inti Illimani - Hasta Siempre Comandante Che Guevara.wmv

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2012年8月27日 (月)

INTI ILLIMANI

キラパジュンと共に思い出すのは、インティ・イジマニです。キラパジュンと同じように、黒いポンチョを着た男性が横一線に並び、熱い歌声を聞かせていました。デビューも前者が1965年に対し、インティ・イジマニ(インティ・イリマニとも)は1967年。歌によって社会を変えようとしたヌエバ・カンシオンの代表的なグループの一つとして活動していましたが、ピノチェトの軍事政権時代に亡命を余儀なくされたのは、キラパジュンと同じです。亡命先はキラパジュンがフランスだったのに対し、インティ・イジマニはイタリアでした。
長い亡命生活の内に音楽性が変化し、アンデス音楽色も薄らいでいったようですが、youtubeにHistoricoと出てくるのは、本家という意味のようで、彼らオリジナル・メンバーがいる方がイストリコ(歴史的)、段々とアンデス音楽や革命歌調から離れていった方は、ヌエボ(新しい)のインティ・イジマニと呼ばれるようになったようです。
youtubeでは、キラパジュンとの連名映像が目立ちますが、今日の2本はどちらもイストリコでしょうか。ビクトル・ハラの曲を演奏している1本目がいかにもイストリコなのに対し、ラテン色が強い2本目はヌエボでしょうか。

INTI ILLIMANI HISTORICO + QUILAPAYUN - VIENTOS DEL PUEBLO

inti + quila ( inti illimani y quilapayun ) música en la memoria... todos juntos concierto completo

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2012年8月24日 (金)

「不屈の民」変奏曲

キラパジュンとオルテガの生み出した「不屈の民」による、ジェフスキーの「不屈の民」変奏曲も色々とyoutubeがありました。20年余り前には高橋悠治さんの盤(コジマ録音)くらいだったように思いますが、その後フレデリック・ジェフスキー自身の録音も出て、かなり話題になりました。現代のクラシックと南米の民衆音楽を結合させたこの作品は、現代音楽に余り馴染みのないリスナーにも広く受け入れられましたが、やはり胸に迫る、この熱い名旋律あったればこそでしょう。変奏の中には、ケーナやチャランゴの響きや、イタリアの古い革命歌、ブレヒト詩/アイスラー曲の「連帯性の歌」なども引用されています。チリ人民の闘いをリアルにドキュメントしたようなこの曲は、36の変奏を潜り抜け、「不屈の民」の主題に戻ります。
この曲が書かれた1975年の頃は勿論、コジマ録音盤が話題になった90年頃と比べても、時代は大きく変わりました。現在のリスナーにはどういう風に聞こえるのでしょうか。

FREDERIC RZEWSKI The People United Will Never Be Defeated! Pt.1/5

FREDERIC RZEWSKI The People United Will Never Be Defeated! Pt.2/5

FREDERIC RZEWSKI The People United Will Never Be Defeated! Pt.3/5

FREDERIC RZEWSKI The People United Will Never Be Defeated! Pt.4/5

FREDERIC RZEWSKI The People United Will Never Be Defeated! Pt.5/5

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2012年8月23日 (木)

Quilapayun

チリの方に戻ります。キラパジュンは1965年にビクトル・ハラにより創立され、ハラと共にチリのヌエバ・カンシオンをリードしたグループ。1973年のピノチェトによる軍事クーデター以来、フランスに亡命し、その後もフランスとチリを行き来して活動を続けてきました。
2本目のEl pueblo unido jamas sera vencido(不屈の民)は、キラパジュンとオルテガによって作られた最もよく知られたヌエバ・カンシオンの歌で、ジェフスキーのピアノ曲「不屈の民」変奏曲の原曲。

quilapayun - que dira el santo padre

Quilapayun - El pueblo unido jamas sera vencido

quilapayun - la muralla

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2012年8月22日 (水)

Blowin' in the Wind

ないと思った「風に吹かれて」の最高のデュエットが、ありました。もっと映像の良いデータがあったように思いますが、こちらは同じ映像で和訳もあります。ボブ・ディランとジョーン・バエズは同じ1941年生まれなので、この映像当時は35歳でしょうか。元のメロディが高い調子に変容したようにハイテンションで歌われる珠玉の歌唱だと思いますが、いかがでしょうか。この曲はディランの作品で最も有名ですが、やっぱりメロディも歌詞も素晴らしいです。
オリジナルの歌唱と二人のドキュメンタリーも一緒に。

Blowing In the Wind  1976.5.23

Joan Baez - Blowin' in the wind.wmv

Joan Baez on Bob Dylan - No Direction Home (2005)

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2012年8月21日 (火)

ジョーン・バエズ名唱集

ここでちょっとジョーン・バエズの名唱を幾つか上げておきます。バエズと言えば、一般にはイディッシュ民謡の「ドナ・ドナ」のイメージが強いでしょうか。他にも「朝日のあたる家」、森山良子の日本語歌唱でも人気のあった「思い出のグリーングラス」、ボブ・ディランの大ヒット曲「風に吹かれて」など、印象的な歌唱は数多いです。それら代表作の中に先日のGracias a la vidaもありますが、彼女自身メキシコ系の家系に生まれたこともあってでしょう、Guantanameraのようなスパニッシュの曲も結構入れているようです。「風に吹かれて」は、ディランとの決定的な名デュエットがありましたが、見当たらなくなっていました。

JOAN BAEZ ~ Donna Donna ~

Joan Baez - House of The Rising Sun, 1960

Joan Baez - The Green Green Grass Of Home

Blowing in the wind

JOAN BAEZ ~ Guantanamera ~

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2012年8月20日 (月)

Angel Parra

今日はビオレータ・パラの息子で、El Che Viveでエモーショナルかつ男臭い歌唱を聞かせていたアンヘル・パラの映像を見てみようかと思います。娘のイサベラとの姉弟デュオもありましたが、動画では出てきませんでした。
彼らの演奏を幾つか聞いていて、右手でミュート(消音)を瞬時入れてグルーヴ感を出すギター奏法に、強烈なフォルクローレ色を感じますが、そういうタイプだけでなく、どちらかと言えば一般的なフォーク調に聞こえる演奏と歌の方が多いように思いました。

Me gustan los estudiantes - Angel Parra

angel parra - Yo tuve una patria

isabel y angel parra 0001

Isabel Parra - Lo que más quiero

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2012年8月19日 (日)

Gracias a la vida ジョーン・バエズ&メルセデス・ソーサ

17日にも上げられなかったので、日曜ですがアップしておきます。昨日でもいいかなと思いましたが、今治西高32期の同窓会がありましたので叶いませんでした。
ビオレータ・パラの代表作「人生よありがとう  Gracias a la vida」ですが、ジョーン・バエズやメルセデス・ソーサの歌唱もyoutubeがありました。イディッシュ民謡のドナ・ドナや、ボブ・ディランとの「風に吹かれて」のデュエットなどでも有名なジョーン・バエズのアレンジは原曲にないエネルギッシュさ。ソーサのいかにもフォルクローレ的な味わい深い歌唱も素晴らしいです。そして、二人の共演もありました。

Joan Baez - Gracias a la vida

Joan Baez - Gracias a La Vida

Hasta Siempre, Mercedes Sosa - Gracias a la Vida

Joan Baez & Mercedes Sosa - Gracias a la vida

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2012年8月16日 (木)

Violeta Parraの歌声

今日はEl Che Viveに収録されていたアンヘル・パラの母、ビオレータ・パラの映像を探してみました。代表作「人生よありがとう  Gracias a la vida」を初めとして、夥しい数の映像が見つかりました。チリを代表するフォルクローレ歌手にして、ヌエバ・カンシオン (新しい歌)運動の先駆者だったビオレータ・パラは、1967年に拳銃自殺を遂げてしまいますが、この代表作はその前年に発表されました。この哀しくも美しい歌は、今では余り聞かれなくなっているかも知れません。
この映像を見ていて気付きましたが、フランスのArionから彼女の録音が出ていました。なお、Gracias a la vidaは、ジョーン・バエズがカヴァーしてヒットしたことでも知られています。

Violeta Parra - Gracias a la Vida

Violeta Parra - Run run se fue pal norte

Violeta Parra - Que He Sacado Con Quererte

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2012年8月15日 (水)

Te Recuerdo Amanda

昨日もアップお休みして、すっかりお盆モードになっておりました。
一昨日ビクトル・ハラの名が出たところで、再びチリの方に戻ってみます。今日の歌『アマンダの思い出』については、こちらのブログで詳しく紹介されています。何とも切ない歌詞と、透明感のある明るい歌声が、じんと沁み込む一曲。スィンコ・ミヌート(5分)の繰り返しが特に切なく響きます。
音楽的にはフォルクローレと言うより、ヌエバ・カンシオン(新しい歌)の典型になるのでしょうか。

Victor Jara - Te Recuerdo Amanda

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2012年8月13日 (月)

Zupfgeigenhansel再び

今日は南米から外れますが、イディッシュ民謡の代表的なグループとして、80年代から日本でもCD(ドイツのプレーネ)を通して一部で人気のあったツプフガイゲンハンゼルを再度取り上げます。大分前にも彼らの演奏を取り上げたことがありましたが、生演奏は初だったと思います。ビクトル・ハラの曲を歌っているものもありましたので一緒に。
最後のAndreas Rebersと言う人はメンバーの一人だったかなと思ってプレーネ盤を取り出しましたが、違っていました。ドイツのポルカ中心に楽しい演奏とトークを聞かせますが、演奏の中にユダヤ・メロディも織り込んでいますので、併せて。こういう背景があったからこそ、Zupfgeigenhanselの音楽なども生まれてきたのではと思いますので。

Zupfgeigenhansel - De mesinke (Live 1984)

Zupfgeigenhansel - Lomir sich iberbetn (Yiddish Song)

Zupfgeigenhansel - Sog nischt kejnmol

Zupfgeigenhansel - Victor Jara

Andreas Rebers Kulturen

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2012年8月10日 (金)

HEVENU SHALOM ALEIKHEM 他

昨日は月曜と同じパターンでアップできずでしたm(_ _)m  しかし夜中にはしっかり目が覚め、なでしこを応援。銀メダルおめでとう!
アルゼンチンのハキンタの歌唱は他にも上がっていますので、今日も幾つか見てみます。同じギター弾き語りでも、イディッシュ・ソングだけでなく、セファルディーの歌(ラディノ語)、ヘブライ語の歌、スペイン語の歌と、言葉は多様です。
一本目のへヴェヌ・シャローム・アレイヘム(直訳すれば「私達は平安をあなた達の所に持って来た」)ですが、タイトルのリフレイン部分はヘブライ語で、本来の歌詞はこれだけですから、ハシディック系のメロディでしょうか? その他はイディッシュ語で歌っているようです。彼女の自作歌詞かと思われます。
最初の3本のような歌がアルゼンチンから聞こえる不思議を強く感じますが、アルゼンチンに移住してきた東欧系ユダヤ人の音楽の伝統が、本当にタンゴに影響を及ぼしているのだとしたら、とても興味深いことだと思います。

HEVENU SHALOM ALEIKHEM

Jacinta, Margaritkes.mp4

マルガリートは比較的よく聞くイディッシュの歌。

Jacinta, PrenomsYiddish.mp4

イディッシュ民謡をメドレーで歌っていますが、アブラハム・アヴィーヌ(「我らの父アブラハム」の意。曲名は「ニムロデ王」とも)はセファルディーの歌。

EL CAMINITO

Jacinta chante "EL COSECHERO".mov

上のエル・カミニートとこちらはアルゼンチンの歌だと思います。

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2012年8月 8日 (水)

アルゼンチンのイディッシュ Jacintaの歌声

アルゼンチンのユダヤ系の歌手では、フランスのOcoraからCDが出ていたJacintaがいました。読みはスペイン語なので、ジャキンタではなくハキンタになると思います。収録されていたのはアシュケナージ(東欧系ユダヤ)の歌だったように思いますが、今日の一本目ではスペイン語ですので、アルゼンチンの歌でしょうか。あるいはセファルディー(スペイン系ユダヤ)関係かも知れませんが。後ろに見えるユダヤの7本の燭台(メノラー)は、彼女がユダヤ系であることの証しでしょう。
2本目はドイツ語風に聞こえる通りで、イディッシュ語のようですので、アシュケナジーの方になります。こういう切々とした歌唱はオコラ盤で聞けましたが、かなり前のリリースなので、おそらく廃盤だと思います。私もほぼ20年ぶりに歌声を聞きました。
更に昨日取り上げたような興味深い映像を、もう二本上げておきます。

Jacinta - Vals del Barrio

IN DER FINSTER

Jewish Immigration and Rebirth in the Pampas

Latinos discovering their Jewish roots

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2012年8月 7日 (火)

タンゴとジューイッシュ

昨日はまたもやブログを上げる前にちょっと横になったとたん爆睡してしまいまして(笑)m(_ _)m ロンドン五輪では連日日本選手の健闘が続いて寝不足になっている方も多いかと思います。一番気になる陸上も始まりましたし(中学時代に陸上部にいたため)、母校(今治西)が甲子園に出るもので、更に輪がかかりそうです(笑)
タンゴとジューイッシュの関係、ありやなしやと思っていましたが、検索するとやはり色々出てくるようです。参考までにそれら何本か上げておきます。初期のジャズにおいてガーシュイン(ロシア系ユダヤ人)が大きな役割を果たしたように、タンゴにおいても実は無視できないのかも知れません。

Tango, A Jewish Story. from Pogroms to Rio de la Plata
Barry Levinson from the Israel Broadcasting Authority recently visited Buenos Aires where he discovered that the popular Tango dance has strong Jewish origins. Quotes & excerpts from the director & writer of the documentary 'Tango a story with Jews', Gabriel Pomeraniec & Jose Judkovski. Moshe Korin, Cultural Director of AMIA (Asociación Mutual Israelita Argentina) & Victoria Lustig, Tango Sociologist.

Jewish roots among Latinos

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2012年8月 3日 (金)

グレン・グールドのゴールドベルク

今週あと一日だけ南米に戻るのも中途半端なので、チェロ関係ではありませんがJ.S.バッハの音楽を上げておきます。鬼才グレン・グールドについても前に少しは書いたように思いますが、個人的に80年代最大のアイドル音楽家の一人でした。55年と82年のゴールドベルク変奏曲を中心としたJ.S.バッハの鍵盤作品や、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ、ブラームスの間奏曲集等は、今でも時々取り出して(LPですが)聞いています。しかし、こんな一時間近い貴重映像が上がっていて良いのだろうかと思いますが。
34分辺りはゴールドベルク変奏曲の第18変奏後半ですが、この曲どこかで聞き覚えはないでしょうか? 先日偶然レオンハルトの演奏をカーステで聞いていて気付きましたが、イオンの紙袋の曲(CM曲?)でした。それより少し前にVnとVcでそれぞれ紙袋の譜面の上と下を弾きながら、「どこかで聞いた曲だな~」と思っていましたから、突然謎が解けて非常に驚いたものです(笑)。
原曲よりシンプルに編曲されていますが、少し音をシンプルにしただけで、モダンな感じにも聞こえてくるとは、やっぱりJ.S.バッハの音楽って凄いなぁと改めて思います。なお、最近はゴルトベルク変奏曲と、ドイツ語に忠実な表記が一般的になってきているようです。

Glenn Gould Goldberg Variations Bach

AEONの紙袋の曲

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2012年8月 2日 (木)

Violoncello da spallaによる第6組曲

セルゲイ・マーロフによるJ.S.バッハの無伴奏チェロ組曲第6番ですが、プレリュードとアルマンドだけ見当たりませんが、他の4曲は上がっていますので、昨日のジーグ以外をまとめて上げておきます。ダイナミックなプレリュードと、天上的なアルマンドが聞けないのは残念です。
(2)がクーラント、(3)がサラバンド、(4)がガヴォットです。サラバンドも通常のチェロでは演奏至難なことで知られていますが、極めて自然で優美、そして軽やかに聞こえます。

Sergey Malov plays Violoncello da spalla (2)

Sergey Malov plays Violoncello da spalla (3)

Sergey Malov plays Violoncello da spalla (4)

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2012年8月 1日 (水)

Violoncello da spallaによるジーグ

今年も非常に暑い夏になっています。早くも夏バテ気味のここ数日ですので(^^;、少し横道に入って、今日は涼しげな音楽を上げておきます。ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ(肩掛けチェロ)を演奏するのはヴァイオリン&ヴィオラ奏者のセルゲイ・マーロフ。曲はJ.S.バッハのお馴染みの名曲、無伴奏チェロ組曲第6番の第6曲目ジーグです。36曲中最後の曲ですが、この爽やかさ。暗譜で弾いているので楽器をよく確認できますし、寺神戸さんやシギスヴァルト・クイケンの演奏よりも軽やかに聞こえます。
この楽器につきましては、何年か前にJ.S.バッハやチェロの枠で色々と書きましたので、今回は省略します。第6番は特にこの5弦の楽器のために書かれた事はほぼ間違いないようですので、この楽器で演奏するのが一番本来の姿なのでしょう。6番を4弦の一般的なチェロで演奏するのは、相当に困難ですが、音域の広いスパッラなら「爽やかさ」も自然です(笑) J.S.バッハの頃は、このような肩掛けの小型チェロ(あるいはヴィオラ・ポンポーサ)と、現在のような足に挟むチェロのスタイルの両方があったそうです。

Sergey Malov plays Violoncello da spalla.

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