グレン・グールドのゴールドベルク
今週あと一日だけ南米に戻るのも中途半端なので、チェロ関係ではありませんがJ.S.バッハの音楽を上げておきます。鬼才グレン・グールドについても前に少しは書いたように思いますが、個人的に80年代最大のアイドル音楽家の一人でした。55年と82年のゴールドベルク変奏曲を中心としたJ.S.バッハの鍵盤作品や、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ、ブラームスの間奏曲集等は、今でも時々取り出して(LPですが)聞いています。しかし、こんな一時間近い貴重映像が上がっていて良いのだろうかと思いますが。
34分辺りはゴールドベルク変奏曲の第18変奏後半ですが、この曲どこかで聞き覚えはないでしょうか? 先日偶然レオンハルトの演奏をカーステで聞いていて気付きましたが、イオンの紙袋の曲(CM曲?)でした。それより少し前にVnとVcでそれぞれ紙袋の譜面の上と下を弾きながら、「どこかで聞いた曲だな~」と思っていましたから、突然謎が解けて非常に驚いたものです(笑)。
原曲よりシンプルに編曲されていますが、少し音をシンプルにしただけで、モダンな感じにも聞こえてくるとは、やっぱりJ.S.バッハの音楽って凄いなぁと改めて思います。なお、最近はゴルトベルク変奏曲と、ドイツ語に忠実な表記が一般的になってきているようです。
Glenn Gould Goldberg Variations Bach
AEONの紙袋の曲
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コメント
ごぶさたしていました。
南米にいらしてたんですね。
ゴルトベルグは、いつも、最後の録音ばかり聞いていました。これは、最初の録音ですか?
紙袋は、うん、ああ、あそこですね。
投稿: 百本八本 | 2012年8月10日 (金) 23時24分
百本八本様
お久しぶりです。南米も色々な角度から発掘してみたくなりまして(笑)
グールドは中年に達しているようですし、アリアのテンポの遅さからも分るように81年の録音ですが、このレコーディング風景の映像はDVDで出ていて、まだカタログ上生きているようです。
ちょうど18変奏の箇所も出てきますから、もしかしたらイオンのCM曲誕生と関係あるのかもと、ちょっと思いました。
投稿: Homayun | 2012年8月13日 (月) 10時59分