笹久保伸のギター
結局パサカージェについては、よく分りませんでした。興味深いテーマですが、そちらは一まず置いておいて、ペルーの音楽自体に行きたいと思いますが、先日予告しておりました通り、最近非常に話題になっている日本のギタリスト、笹久保伸さんの音楽から。
フォルクローレに魅せられて若干20歳で単身ペルーに渡りフォルクローレ・ギターの巨匠達の指導を受けた、まだ28歳前後という若き異才ギタリストです。当ブログで何度も取り上げましたウアイノ音楽を出していたペルーの名門レーベルIempsaから、わずか数年の間にもの凄い勢いでソロ・アルバムがリリースされていることからも、彼の音楽性の高さとユニークさが見て取れると思います。私も昔少しクラシック・ギターをいじっていたのもあって、一枚聞いてとても惹き付けられるものがありました。
アヤクーチョ地方のフォルクローレだけでなく、黒人系リズムとフォルクローレの旋律が結びついたクンビアの盤も出したり、現代音楽方面の高橋悠治やシルヴァーノ・ブソッティの作品を演奏したりと、一筋縄で行かないレパートリーを見せている人です。つい先日、帰国(来日?)されていたようです。
今日は、まずオーソドックスなフォルクローレ演奏から。オーソドックスとは言っても、彼独自の「音」になっています。
Shin Sasakubo Adios Pueblo de Ayacucho
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