マリアッチのヴァイオリン
大きなソンブレロを被ってマタドール(闘牛士)のような衣装に身を包んだマリアッチ楽士のイメージが強すぎて、華やかなトランペット以外の印象が余りなかったのですが、ビウエラ&ギタロンの絶妙なリズム・セクションだけでなく、ヴァイオリンや歌も相当華やかなことに、youtubeを見て改めて気付かされました。個々の楽器の奏法を見ると、かなり面白いです。
そう言えば、ポーランド出身の名ヴァイオリニスト、ヘンリク・シェリングが戦後メキシコに帰化したことを思い出しました。J.S.バッハの無伴奏ヴァイオリン作品で特に有名な人ですが、スペイン系作曲家のアルバムも出していました。メキシコの作曲家マヌエル・ポンセの作品も盛んに演奏していましたから、情熱的なマリアッチのヴァイオリン演奏からも色々インスピレーションを受けていたのでは、と思います。
EL CASCABEL CON EL MARICHI NUEVO AUTLAN
Mariachi Sol de Mexico- El Rey de La Huasteca
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