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2012年12月12日 (水)

追悼 ラヴィ・シャンカール

最近各界の大御所の訃報が続いていますので、少し追悼特集をしてみようかと思います。この一週間ほどの間にも、小沢昭一、ラヴィ・シャンカル、ガリーナ・ヴィシネフスカヤ(ロストロポーヴィチ婦人の歌手)と続きました。これだけビッグネームが続くと、さすがに驚きが隠せなくなりました。政治も今、大変な状況で、大きな時代の転換点に立っているような気がします。後になって、あの時は大きな転機だったのだと気付くような。
まずは、北インド古典音楽の楽器、シタールの巨匠、ラヴィ・シャンカルから。昔から「ラヴィ・シャンカール」と呼ばれていましたが、ヒンディー語的にはシャンカルと短母音にする方が正しいと聞いたことがありまして、ここ15年ほどは「シャンカル」と書いてきました。私が北インド音楽を初めて聞いたのは30年余り前ですが、確かサロッドのアリ・アクバル・カーンが最初だったように思います。それから数年してラヴィ・シャンカルにも耳を傾けたものです。二人の共演LPは、今も棚に鎮座しています。
92年頃だったか、宇崎竜童氏のドキュメンタリー番組での、娘のアヌーシュカ・シャンカルとの共演も強く印象に残っています。この時のタブラ奏者クマール・ボースの妙技を見て、吉見征樹先生の所に弟子入りしたのも懐かしい思い出になりました。
アリ・アクバルは亡くなって大分経ってから知りましたが、ラヴィ・シャンカルの方は、さすがに間髪入れずにニュースが飛び込んできました。ビートルズのジョージ・ハリソンやユーディ・メニューインなど、彼と共演したり影響を受けた西洋の音楽家は枚挙に暇がありません。謹んでご冥福をお祈り致します。

Ravi Shankar on the Dick Cavett Show

まずは、相棒的タブラ奏者アラ・ラカ(ザキール・フセインの父)の伴奏で。タンプーラは義妹の歌手ラクシュミ・シャンカルでは? 冒頭ジョージ・ハリソンが出てますので、70年代前半の映像でしょうか?

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コメント

とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。

投稿: 株の初心者 | 2013年3月20日 (水) 12時58分

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