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2013年1月 9日 (水)

節談説教

昨日はまた眠気に負けてアップできずでしたm(_ _)m 年のせいか睡魔の訪れが早いので(笑)、今年こそはなるべく早めの時間にアップするようにしたいと思います。
小沢昭一氏の「日本の放浪芸」(シリーズ一巻目)は、昭和46年度日本レコード大賞企画賞を受賞した名品ですが、往年の万歳、語り芸、香具師の物売り、流しなどと一緒に節談説教(浄土真宗の法話)が収められていまして、小沢さんの話にもありましたが、亀田千巌氏の録音には特に特に驚かされました。語りにいつの間にか節が付き、節がまた語りに戻りと、燻し銀のようなダミ声と、名古屋弁の滑らかで温かい語り口には心底びっくりしたものです。同シリーズ三巻目は、節談説教特集で、その後も単品が出てきましたが、亀田千巌氏ほどの驚きはなかったように思いました。
節談説教は中世から存在していて、そこから派生したのが、琵琶弾き語りの平曲や、説教浄瑠璃(説教節)と言われています。平曲以降に生まれた義太夫などの浄瑠璃や、浪曲、落語、現代の演歌まで、それらの日本の「節の素(ルーツ)」が、節談説教の中に聞こえます。(現在は余り聞きませんが落語にも節付きはあったのでしょう) 節談説教は、浄土系の宗派にのみあるらしい点も見逃せないポイントです。節談は常に会衆の「南無阿弥陀仏」の声と共にあるようです。
youtubeにもいくつか節談がありました。2本目に出てくる祖父江省念氏の録音は、上記の三巻目にありました。この映像では残念ながら節は出てきませんが、これが正に節談の声です。3本目途中からの広陵兼純師も、同三巻目と「能登の節談説教」に収録がありました。こちらでは節談がはっきり聞き取れます。こういう節談では、倍音成分が豊かに聞こえるように思います。

節談説教『加典兄妹』 3-1(於:浄信寺報恩講 羽塚孝和)

祖父江省念 節談説教「報恩の行」ダイジェスト

築地本願寺・念佛ノ源流

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