ジャヤンティ・クマレーシュ
ヴィーナ奏者には女性も結構いまして、ランガナヤキ・ラジャゴーパーラムやラージェシュワリー・パドマナヴァン(JVCと独Wergo盤有り)のようなベテラン正統派から、少し世代が下がってガヤトリや、今日のジャヤンティ・クマレーシュ(ヴィーナイ・ジャヤンティとも)などがいます。ヒンドゥー教の女神サラスヴァティ(弁財天)が持ったと言う、サラスヴァティ・ヴィーナ以来のイメージでしょうか、女性が持つと非常に似合う楽器でもあります。
ヴィーナで検索して、上位に出てきたタミル美人のジャヤンティ・クマレーシュの二本を見て、特に一本目で見事なガマカ(装飾技法)に魅了されました。カルナティック声楽特有の一種のコブシを模しているのでしょう。この曲(一本目はアーラーパナでしょうか?)は、12/26のブログでスブラクシュミとマハリンガムなどで聞き比べしたViriboni (Bhairavi Varnam)ではないかと思いましたが、どうでしょうか。この曲ではなくても、朝のラーガの一つバイラヴィだと思います。二本目の途中から両面太鼓ムリダンガムと素焼き壷ガタムの伴奏が入ります。
解説にVeenai Jayanthi is an exponent of Tanjore Bani and a direct desciple of Veena S. Balachander and Smt. Padmavathy Ananthagopalanとありました。バーラチャンダーの直弟子の一人でもあったというのは、初めて知りました。
Notable Vainika Series: Jayanthi Kumaresh
Notable Vainika Series: Jayanthi Kumaresh
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