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2013年2月12日 (火)

Doreswamy Iyengarのヴィーナ

南インドのヴィーナから北インドのドゥルパッドのルードラ・ヴィーナとドゥルパッドの声楽にそれていましたが、南インドのヴィーナに戻します。バーラチャンダーやチッティバーブより前の往年の名手と言えば、まず思い出すのは、ドレスワミ・アイエンガルです。録音も色々残しているのはこの人と後数人かなと思います。
20世紀に入ってヴィーナは大型化し、金属弦やピックを使うようになり、音量が増したそうですが、19世紀まではサラスヴァティ・ヴィーナのように小型で音量も小さかったようです。ドレスワミ・アイエンガルは、その頃の面影を残す最後の名人とも言われています。素朴ながら端整なヴィーナ演奏は実に美しいものです。
ダルバリ・カナダは深夜のラーガで、北インド・デリーのカッワーリ(Inedit盤のニザーミ・ブラザース)で歌われていた例を思い出します。通底するムードは少し感じられます。二本目に北インド・サロッドの至宝アリ・アクバル・カーンとのジュガルバンディ(二重奏)を上げておきます。古い演奏家だからでしょう、動画は見当たらないようでした。

Darbari Kanada Thillana - Veena Doreswamy Iyengar

Veena Doreswamy Iyengar and Ustad Ali Akbar Khan - Jugalbandi

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