« T N Krishnanのヴァイオリン | トップページ | L.シャンカールのキルヴァーニ »

2013年2月18日 (月)

Echo & the Bunnymen - Cutter

カルナティック・ヴァイオリンは、この後TNK(T.N.クリシュナン)をラーガ別にもう少し見て、彼に継ぐ名アカンパニストのMSG(M.S.ゴパラクリシュナン)、更には北インドのヴァイオリンとの聞き比べと進む予定ですが、金曜は睡魔と疲れ?でダウンしてしまいましてm(_ _)m 花粉が飛び始めているようなので、どうやらその影響かと思います。金曜は異様なダルさに負けてしまいました。
今日は少し趣向を変えて、カルナティック・ヴァイオリンの使用例として、ポストパンクの雄だったエコー&ザ・バニーメンのカッターという曲を上げておきます。唐突で驚かれる方も多いかも知れませんが(笑) この曲はシャンカールが参加しての録音でした。シャンカールと言っても、シタール奏者の故ラヴィ・シャンカールではなく、南インドのヴァイオリン奏者L.シャンカールのことです。二人の兄、L.スブラマニアムとL.ヴァイドヤナタンも同じく南インドのヴァイオリン奏者として有名です。
このバンドは略してエコバニと呼ばれたものですが、彼らの1983年のアルバムPorcupine(やまあらし)収録のこのカッターという曲は、ピーター・ガブリエル主催のWOMADフェスティバルで知り合ったらしい南インドのヴァイオリン奏者シャンカールを迎えることで生まれました。アイスランドの瀑布の凍てつくアルバム・ジャケットのイメージと、インドのラーガの意外な出会いに気付いていた人は、当時のファンには余りいなかったのではと思います。因みに私も1984年前後はニューウェイヴにどっぷりだったもので、彼らのライヴにも何度か足を運び、このカッターも生で聞きました。当時はワールドミュージック・ブームに火が着きかけていた頃で、例えばトーキング・ヘッズのアフリカ色はいかにも明瞭でしたが、エコバニの南インドというのは、意外性がありました。

Echo & the Bunnymen - Cutter

Echo And The Bunnymen - The Cutter

|

« T N Krishnanのヴァイオリン | トップページ | L.シャンカールのキルヴァーニ »

南インド古典音楽」カテゴリの記事

New Wave-Indies」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: Echo & the Bunnymen - Cutter:

« T N Krishnanのヴァイオリン | トップページ | L.シャンカールのキルヴァーニ »