N.ラジャム&ビスミッラー、シュジャート
南インド出身のヒンドゥスターニ音楽の女流ヴァイオリニストN.ラジャムも、結構高齢になっていました。昨日プロフィールを知って驚いた次第でして。兄のT.N.クリシュナンに至っては今年85です。
今日はN.ラジャムと他の奏者との共演を当ってみました。北インドのダブル・リード管楽器のシャーナイの名人ビスミッラー・カーンと、シタールの中堅名人シュジャート・カーンとの共演です。ビスミッラーというのは、アラビア語で「アッラーの御名において」の意味で、コーランに頻出する語であることはよく知られているかと思います。ビスミッラー・カーンのグループの演奏を聞いていると、タブラ以外の打楽器の類似もあるだろうと思いますが、どこかカッワーリに似て聞こえてきます。その中に南インド出身のラジャムがいる不思議。しかし、これが実にぴったりはまっていて驚きでした。
シュジャート・カーンは、有名な巨匠ヴィラヤット・カーンの息子で、歌手でもありますが、それもあるのでしょうか、シタールの演奏も凄く歌心に富んでいると思います。美しいソロが冒頭で聞けます。ラーガ・ジョグの聞き比べのようですので、この映像では共演シーンは残念ながら見られませんでした。
Ustad Bismillah Khan/Dr.N.Rajam (Mishra Pilu)
Raga Jog by Shujaat Khan and N Rajam
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