L.スブラマニアム
今日はL.シャンカールの兄のスブラマニアムの演奏を少し見てみましょう。Ocoraから南インド古典音楽アンソロジー4枚組がありましたが、あのボックスはスブラマニアムの監修でした。その前後から単発の南インド古典のオコラ盤が2枚ほどありました(一枚はラーガ・キルヴァーニ)。監修者の特権でしょう、4枚組のラストを飾っていたのも、スブラマニアムの古典独奏。弟シャンカールのようにフュージョンもこなす人ですが、もっと古典的な深みを感じさせる音です。日本では、南インドのヴァイオリンではT.N.クリシュナンが最高、いやスブラマニアムだ、と完全に意見が分かれる傾向があるように見受けられます(笑) スブラマニアムは少し北インド音楽的な即興を聞かせる人のように思いますが、その点でカルナティック的な明晰さから遠ざかるので、一部のカルナティック音楽ファンから遠ざけられるのかなと思ったりもしました。
南北インドの名人と共演してきたクラシック・ヴァイオリンの巨匠ユーディ・メニューインとの共演もありました。珍しいところでは、フランスのジャン・リュック・ポンティとの共演も。
L Subramaniam raga Revati
Lord Yehudi Menuhin and L Subramaniam
L. Subramaniam and Jean Luc Ponty
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