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2013年3月

2013年3月29日 (金)

「世界の中心にはネズミ取りがある」のGaur Khepa

昨日は所用のためブログはお休みしましたm(_ _)m
バウルの宗教ですが、ヒンドゥー教だけでなく、仏教とイスラームの教えを習合しているようですので、ファキール僧が歌われたりする曲も散見できます。音楽的にもカッワーリにも通じるような、神秘主義的な要素は濃いようにも思いますが、いかがでしょうか。
Subal Dasの映像は沢山あるかと思いましたが、2本だけのようでした。一方、例のChant du monde盤で「世界の中心にはネズミ取りがある」を歌っていたGaur Khepa(CDではGour Khepaという表記でしたが)で調べたら、こちらはかなりありました。ご覧の通りでディープの極みのようなバウルの歌が味わえます。これが本来のバウルのスタイルでは、と思う程で。2本目のSubal Dasも、一昨日の一本と同様に強いメッセージ性を感じさせる歌唱です。インパクト絶大の二人でしたので、Studio SM盤の演者の方も月曜に調べてみようかと思います。

Gaur Khepa Das Baul from "Moner Manush by Harry Matthews

Baul Song :BRAHMAKHYAPA with SUBOL DAS BAUL

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2013年3月27日 (水)

あなたはこの世にカード遊びに来られたのだ

例のChant du mondeの「風狂の楽師 バウル」の中で、タイトルだけで感銘を受けた曲がありました。「世界の中心にはネズミ取りがある」、「あなたはこの世にカード遊びに来られたのだ」の2曲でしたが、ペルシアの詩人オマル・ハイヤームにも通じる厭世や諦観のようなものをとっさに想像したものです。しかしその読みとはかなり違っていて、そこにはヒンドゥー教の教えが深くいきわたっていました。
前者には六つの迷い(妬み、怒り、嫉妬、うぬぼれ、強欲、肉欲)が人間を罠にかけると歌い、とりわけyoni(女性)のことを上位の象徴として指していているようです。後者では五つの感覚(嗅覚、味覚、触覚、聴覚、視覚)を象徴している身体の五つの要素(地、水、火、風、天)と、六つの迷いを表していました。「あなたはこの世にカード遊びに来られたのだ、ブラーフマナのことを知りなさい、それがエースを意味していることを、身体の五つの要素は5のカードを表し、六つの迷いは6のカードを表していることを・・」という内容(教え)が歌われていました。
そんなイメージの曲がないか、探してみようかと思っています。Chant du monde盤は原題が載っていないのでyoutube検索は困難だろうと思いますが。今日の映像にはヒンドゥー行者のイメージも見えますが、ドターラ(二弦のリュート系)、エクターラ(一弦琴)、ゴピチャンド(音程可変の一弦琴)などのバウルの楽器がよく確認できます。

Baul Songs

Subal Das - Choddo Powa Jominey

「あなたはこの世にカード遊びに来られたのだ」のクレジットに、Subal Das(スバル・ダース)による歌唱で、Garifaでの録音とありましたので、検索してみたら結構ありました。同姓同名でなければ、この曲も同じバウルの歌唱だと思います。強烈な印象を残す素晴らしい歌唱と演奏です。

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2013年3月26日 (火)

バウルの歌

インド東部のベンガル地方とバングラデシュの放浪楽士バウルは、「風狂の楽師」などとも形容されてきました。「風狂の楽師」というタイトルはChant du monde盤が国内仕様で92年に出た時のもので、ベンガルの陋巷の雰囲気が濃厚に感じられる演奏共々秀逸でした。バウル関係のCDは結構ありますが、ステージ向きにショウアップされた演奏が多い中、ストリートのちょっと恐いような雰囲気が感じられる、バウルの生々しい歌声を捉えたChant du mondeやStudio SM盤は、特に素晴らしかったように思いました。タゴールが魅了されたのは、このバウルだったと思います。(そういう記事を包か季刊ノイズで読んだ様に思いますが、20年余り前のため記憶があやふやです)
まずは、一本上げておきますが、この女性歌手はバウル以外から入ってきた人でしょうか?

BAUL SONG 1 QUALITY

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2013年3月25日 (月)

Santideb Ghosh(1910-1999)とSuchitra Mitra(1924-2011)

金曜のブログに何と土取さんからコメント頂きまして、色々と分ってきました。コメント欄まで見てない方も多いかと思いまして、今日改めて教えていただいた動画をアップしておきます。土取さんはシャルミラ・ロイのタゴール・ソング・アルバムで、トルコのネイの巨匠クドゥシ・エルグネルなどと一緒に伴奏されていました。縄文鼓やサヌカイトなどの古代楽器の演奏でも著名な方です。
シャルミラ・ロイの先生は、スチトラ・ミトラ、カニカ・バナルジー(金曜の3本目に登場していました)、そしてシャンティデヴ・ゴーシュだったそうですが、とりわけシャンティデヴ・ゴーシュはスチトラ・ミトラの先生でもあり、タゴールソングをまとめあげたグルとのこと。タゴールが愛してやまなかったベンガルのバールの雰囲気を持った歌い手と言うコメントに深く感じ入りました。
ベンガルの歌が、このように独特な叙情性と精神性を持つようになったのはいつ頃からなのか分りませんが、タゴールの詩と歌の深い精神性と、バウルのような放浪吟遊詩人を生み出す土地であるのと、不可分なのだろうと思います。

guru sishya.wmv

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2013年3月22日 (金)

スチトラ・ミトラのタゴール・ソング

久しぶりにシャルミラ・ロイ&マハーバーラタ連(土取利行、クツィ・エルグネル、マームード・タブリーズィ・ザデー他)の盤を取り出し確認したところ(解説は桃山晴衣さん)、ほとんど(全て?)のタゴール・ソングの作曲は、何とタゴール自身が行っていたそうです。シャルミラ・ロイは、タゴールの晩年に片腕になって活動した文筆家キティシュ・ロイを父として生まれ、60年代には今日の映像のスチトラ・ミトラ(シュチトラ・ミトラ)の学校で訓練を受けました。当時タゴール・ソングの第一人者として知られたスチトラ・ミトラの歌唱は、往年のベンガル歌謡に通じるノスタルジックな雰囲気があり、シャルミラ・ロイよりも古風で、更にたおやかな歌い方です。ベンガル語の優しい響きがとても印象的です。

TAGORE SONG : SUCHITRA MITRA : AAJ SRABONER PURNIMA TE...

VISWA JODA

tagore song : suchitra mitra & kanika banerjee (duet)

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2013年3月21日 (木)

タゴール・ソング

今日は北インド東部ベンガル地方のタゴール・ソングを少し上げておきます。「ギーターンジャリ」でノーベル文学賞を受賞したベンガルの詩人ラビンドラナート・タゴールの詩に曲をつけたもので、タゴール文学の世界を表現しているのだろうと思います。タゴール・ソングでは今日の映像の立光学舎(distr.コジマ録音)の一枚が特に有名でしたが、インド盤でも色々出ていました。コルカタ(カルカッタ)の男性歌手が多かったように思います。しかし、やはりこのシャルミラ・ロイさんの歌声が一番しっくりきます。

Tagore Song/ Sharmila Roy タゴールソング/シャルミラ・ロイ

SHARMILA ROY POMMOT : TAGORE SONG

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2013年3月20日 (水)

Pooja Prasad

先日のVatapi Ganapathimを歌っていた若手女性歌手Pooja Prasadについて、知らなかったので、他の映像をあたってみました。どうやらフィルム・ソングを歌っている人のようです。イェスーダスのように古典声楽の素養を持った歌手は多いようですので、彼女もその一人ということなのでしょう。私はインドの映画音楽には全く疎い方ですが、一曲目のようなたおやかな雰囲気は、ベンガルのタゴール・ソングに似ているなと思ったりもします。
こういうインドの音楽状況を見ると、日本の昔の映画に出てくる俳優や歌手にも純邦楽の素養がある人が多かったことを思い出します。(例えば高田浩吉や勝新太郎と長唄、嵐寛壽郎と謡曲 等) そして、現在では伝統から切れてしまった日本のように、インドの映画音楽もデラシネ(根無し草)になって欲しくないとも思います。インドの場合、いらぬ心配だとは思いますが(笑)

Pooja Prasad - Madhava Keshava

Pooja Prasad - Omkara Rupini

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2013年3月19日 (火)

チェンバイとイェスーダスのヴィリボニ

今日は往年の大歌手チェンバイ・バイドヤナタ・バガヴァタールと、インド映画のプレイバックシンガーとしても知られるイェスーダスのデュエットのヴィリボニを上げておきます。昔この組み合わせを聞いた時は、その意外性にかなり驚いたものでした。
イェスーダスと言えば、その名前に表れている通りキリスト教徒ですが、おそらくヒンドゥー文化を濃厚に湛えているであろうヴィリボニを、どんな思いで歌っているのか、そこにも大いに興味があります。彼は南インドの南西に位置するケーララ州出身で、ケーララには西洋伝来ではない(おそらく中東から直の)古くからのキリスト教徒が多くいることでも有名です。更にはケララの中でもコーチンですから、古くからのユダヤ教徒のいる町としても知られています。
そういう話はまた後日触れるとして、師弟関係にあったというチェンバイとイェスーダスの歌唱を聞いていると、44歳年上のチェンバイ爺さんの若手を見守る温かく厳しいまなざしを感じます。(この動画は確か昨年末にもアップしていました)

Chembai & Yesudas (together) Classical-Viriboni Varnam

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2013年3月18日 (月)

ヴィリボニのヴァイオリン

ヴァルナムとは高度なラーガ表現を習得するために作られた練習曲形式で、このヴィリボニというヴァルナムを作曲したアーディヤッパイヤーは南インド3楽聖より前の人。その内の一人、シャーマ・シャーストリも学んだという最古のヴァルナムだそうです。(M.S.スブラクシュミ/「サンギータ・カラーニディ」の井上貴子氏の解説参照)
ラーガのエッセンスがぎっしり詰まったヴァルナムでは、ヴァイオリンの演奏も相当にテクニカルと思われます。加えて、このヴィリボニという曲のラーガ・バイラヴィらしい鮮烈な旋律の素晴らしさは特筆すべきもののように思います。ガマカ(装飾)のかけ方など、よく確認できる映像を2本上げておきます。(西洋的なヴァイオリン奏法に慣れた人には刺激的過ぎるかも知れませんが) 2本目は昨年末にも一度アップしました。

Varnam-Viriboni-Raga Bhairavi - By Suresh Padmanabhan

VIRIBONI VARNAM

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2013年3月15日 (金)

N.ラジャムのヴィリボニ

今日はこれまでにヴァータッピ以外にカルナティック音楽で取り上げた名曲の一つ、ヴィリボニを一本上げておきましょう。大分前ですが、この曲はM.S.スブラクシュミ(サンギータ・カラーニディ収録)とマハリンガム(Stilのパリ・コンサート収録)の演奏で上げておりました。今日の映像は、この曲を何と北インド・ヴァイオリンの第一人者、N.ラジャムが演奏しているもの。娘のサンギータ・シャンカルが共演しています。音は悪いですが、さすがT.N.クリシュナンの妹ですから、ヒンドゥスターニの時とは異なるカルナティックらしい重厚さと格式の高さが感じられます。上記音源をお持ちの方は、聞き比べをお薦めします。龍安寺の石のように、ぽつりぽつりと音を置いていくようなマリ(マハリンガム)と、崇高ささえ感じさせるスブラクシュミの歌声、ヒンドゥスターニとの演じ分けが興趣尽きないN.ラジャムと、この一曲を廻っても色々な聞き所が見出せます。

Dr. N . Rajam With Sangeeta Shankar - Viriboni Bhairavi Raga Varnam

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2013年3月14日 (木)

動くチェンバイ&チョウダイヤー

昨日は所用のためアップ出来ませんでしたm(_ _)m 今日も時間がなくて一本だけで短いですが、よりぐすぐりの映像を上げておきます。(ブログアップに伴うHPの更新は明日行います)
マイミクのMさんからの情報で、往年の南インド古典声楽の大御所、チェンバイ・バイドヤナタ・バガヴァタールとヴァイオリンのマイソール・チョウダイヤーの火花の散るような凄い演奏の生映像でした。チェンバイの動画が見れるなんて、何年か前には考えられなかったことです。ヴァイオリンを弾いていた者の一人として、チョウダイヤーの後半の弓先飛ばしの辺りは、特に衝撃的でした。この奏法でよくターラに合ってるなと思いまして。チェンバイの張りのある歌声の素晴らしさはもちろん、若さと辮髪のような髪型も(笑)
Mさん、情報有難うございましたm(_ _)m

Chembai and Chowdiah_video.avi

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2013年3月12日 (火)

プージャ・プラサド他のヴァータッピ

南インドに戻ります。今日もヴァータッピ・ガナパティームですが、もう少し他の演奏を見てみます。くどいようですが色々な演奏で見ることで、この名曲を色々な角度から眺めることにもなろうかと思いますので。プージャ・プラサドという歌手については知らなかったのですが、そのタミル美人ぶりは勿論、歌唱も清楚でとても良いですね。2本目のヴェテラン歌手と少年ムリダンガム奏者も面白く聞けますし、映像がクリアなので、ヴァイオリンのフィンガリングや楽器自体もよく確認できます。3本目は森の中での女流ヴィーナ奏者ギータ・ナヴァレとムリダンガムという風変わりな?セッティング。これは曲のルーツを見つめている面もありなのかも知れません。いずれも楽しめる内容でした。

Pooja Prasad - Vatapi Ganapathim Bhaje

Varun Mridangam Arangetram - Song 2: Vatapi ganapathim

Geetha Navale - Vathapi Ganapathim Bhaje

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2013年3月11日 (月)

南部牛追唄 斎太郎節 新相馬節

忘れられない、忘れてはならない、3.11になりました。この上なく辛く悲しい記憶を刻んだこの日だけは、数曲の東北民謡を毎年繰り返すことになると思います。去年、一昨年と、犠牲者への鎮魂唄、復興への応援歌に聞こえて仕方ないと言っていた2曲に加えて、相馬の素晴らしく美しい新相馬節を加えておきます。これらの民謡名曲を含むコンピレーションがここ1,2年色々出ました。

南部牛追い唄

チェロ他による演奏。コメントに「カザルスの鳥の歌を思わせるような格調高い楽曲。カザルスもカタ­ルニア民謡をアレンジしたもの。共通する素朴な哀愁を秘めた響き­がある。日本民謡の新発見。」とありました。なかなか言い得て妙では。

福田こうへい 「南部牛追唄」

畠山さんの名唱は何度も上げていますので、昨年の日本民謡フェスティバルで優勝された福田さんの歌唱で。音が割れていますが、この名曲のパワーがびしびしと伝わってきます。

斎太郎節(さいたら節)

ソウル・フラワー・ユニオン 斎太郎節 @ 気仙沼総合体育館

ソウル・フラワーと言えば神戸の震災の時の慰問演奏が有名でしたが、一昨年の震災直後にも被災地で演奏されたようです。

新相馬節 会津磐梯山

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2013年3月 8日 (金)

カニアクマリとカドリのヴァータッピ

ヴァータッピ・ガナパティームは名曲中の名曲ですから、器楽での演奏も色々あります。T.N.クリシュナンなどより若い世代で、おそらくアカンパニストやソリストとして最も録音も多いだろうと思われる女流ヴァイオリニストのカニアクマリと、サックスでカルナティック音楽を演奏することで有名なカドリ・ゴパルナートの映像を今日は上げておきます。ゴパルナートは残念ながら動画ではありませんが。
巨匠達の世代から、少しずつ演奏のタッチが変わってきているように思いますが、更に若い世代ではどうなっていくのでしょうか。これはどんな音楽についても言える事ですが、他国の者が杞憂することではないのでしょう。しかし、古式の核の部分は保っていて欲しいと、どうしても願ってしまいます。

'E' SWARA 01 A Kanyakumari and Party Vatapi Ganapathim Hamsdwani P

vatapi ganapathim saxophone kadrigopalnath part1

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2013年3月 7日 (木)

チェンバイのヴァータッピ

チェンバイのヴァータッピもありました。さすがに動画ではありませんが。特に2本目のアーラーパナから入る方をじっくり聞かれることをお薦めします。即興部分の歌唱の冴えが凄いです。彼はヴァイオリンも弾いていたのでしょうか、しかし弓の持ち方が何とも無茶な(西洋の奏法から見ただけでないと思います)という感じですが(笑) 2本目のヴァイオリン伴奏は、どうやらT.N.クリシュナンのようで、だからこんな火花が散るようなスリリングな演奏になったのでしょう。

Vathapi Ganapathim - Chembai

Chembai-Vathapi-Hamsadhwani-alapana,niraval and thani avarthanam

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2013年3月 6日 (水)

Vathapi Ganapathim M.S.スブラクシュミ

南インド古典音楽の3大楽聖はティヤーガラージャ、ディークシタール、シャーマ・シャーストリでした。南インド古典音楽(カルナティック音楽)の音源を聞いていて特に強く印象に残る曲がありますが、先日のヴィリボニとか今日のヴァータッピ・ガナパティームなどはその筆頭でしょう。この曲はMuthuswamy Dikshithar作曲のKrithiで、象の頭を持つガネーシャ神を歌った曲(Ganesha songs) で、ラーガはハムサドワニ、ターラはアーディです。明朗快活で一聴シンプルですが、名人の手にかかると奥の深い表現が盛り込まれます。
この曲は、ガネーシャと同じ太鼓腹の(笑)チェンバイ・ヴァイドヤナタ・バガヴァタルが歌うとイメージ的にピッタリで、豪快かつ爽快な歌声は実に素晴らしいものでした。彼の十八番と言っても良いようです。取りあえず今日は、カルナティック音楽で一番有名な女性歌手、M.S.スブラクシュミの歌唱でアップしておきましょう。

Vathapi Ganapathim - Swaralaya Puraskaram

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2013年3月 5日 (火)

ティヤーガラージャのNa Jivadhara

2/25にアップしましたT.N.クリシュナンの演奏は、ティヤーガラージャの曲を何曲か弾いていたようですが、特に耳に残ったNa Jivadharaという曲を調べたところ、綴りは少し違いますが(naa jeevadhara)、同じ曲の演奏が2本見つかりました。ラーガはBilahariで、楽曲形式はクリティになるようです。
男性歌手のマハラジャプラム・サンタナムは有名なので知っていましたが、盲目と思われるヴァイオリニストは初めて聞く名前です。サンタナムは長いアーラーパナの後、徐々にこの曲らしいドライヴがかかってきます。カルナティックらしいエネルギッシュで魅力的な曲です。

E swara 060-Maharajapuram Santhanam-Naa Jeevadhara-Bilahari-Thyagaraj

03-MC_Bilahari.avi

Prof. Mysore V. Ramarathnam's 90 th Birthday Celebrations December 2006, Mysore India
Violin Concert by Sangeetha Kalanidhi Sri. M.Chandrasekar and Smt. Bharathi Gopal
Tumkur B. Ravishankar - Mridangam
Tumkur B. Shashishankar - Ghatam

Naa Jeevadhara - Bilhari - Tyagaraja's Composition

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2013年3月 4日 (月)

南北=兄妹競演 T.N.クリシュナン&N.ラジャム

遂に兄妹競演の映像を見つけました! 数日前に書きましたが、南インドと北インドの古典音楽のヴァイオリン演奏のトップにいるT.N.クリシュナンとN.ラジャム兄妹の夢の競演です。左側にT.N.クリシュナンとムリダンガム、ガタムとタンプーラの南インド連、右側にN.ラジャムとタブラ、タンプーラの北インド連がいますが、南の楽器モールシン(口琴)が、何故か右の奥の方に見えます。単に左側に並ばなかったからかも知れませんが(笑)。
全体的に北の即興に合わせての演奏に聞こえますが、だからでしょうか、南の打楽器陣がやたらにハイテンションなように思います。映像では余り確認した記憶がありませんが、ラーガム・ターナム・パッラヴィの時は、これ位に南の打楽器が華やかなのかも知れません。兄のエネルギッシュな演奏、妹の蠱惑的な音色の美しさ、どれを取っても嬉しい映像です。20年前後前の映像かなと思いますが、どうでしょうか。

TNK VIOLIN and RAJAM &NANDAKUMAR MRUDANGAM 1

TNK VIOLIN and RAJAM &NANDAKUMAR MRUDANGAM 2

TNK VIOLIN and RAJAM &NANDAKUMAR MRUDANGAM 3

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2013年3月 1日 (金)

ラルグディとアムジャッドのジュガルバンディ

南北インド音楽のジュガルバンディは色々な組み合わせがありますが、今日のような南のヴァイオリンと北のサロッドというのは、初めて聞くような気がします。カルナティック・ヴァイオリン名手の一人ラルグディ・ジャヤラーマンと、アリ・アクバル・カーン以降のサロッド奏者では名実共にトップと思われるアムジャッド・アリ・カーンのデュオです。しかし、二人とも若い! まずそれで驚きました(笑) やっぱり芸にも華があるように思います。この演奏は南北どちら寄りか、という点ですが、太鼓には北のタブラだけでなく、南のムリダンガムも入っていますが、やはりヒンドゥスターニ(北インド)音楽寄りに聞こえます。

Lalgudi G. Jayaraman and Amjadh Ali Khan in Jugalbandhi

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