バウルの歌
インド東部のベンガル地方とバングラデシュの放浪楽士バウルは、「風狂の楽師」などとも形容されてきました。「風狂の楽師」というタイトルはChant du monde盤が国内仕様で92年に出た時のもので、ベンガルの陋巷の雰囲気が濃厚に感じられる演奏共々秀逸でした。バウル関係のCDは結構ありますが、ステージ向きにショウアップされた演奏が多い中、ストリートのちょっと恐いような雰囲気が感じられる、バウルの生々しい歌声を捉えたChant du mondeやStudio SM盤は、特に素晴らしかったように思いました。タゴールが魅了されたのは、このバウルだったと思います。(そういう記事を包か季刊ノイズで読んだ様に思いますが、20年余り前のため記憶があやふやです)
まずは、一本上げておきますが、この女性歌手はバウル以外から入ってきた人でしょうか?
BAUL SONG 1 QUALITY
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コメント
上のユーチューブの映像の女性は、かずみまき さんという日本人女性だと思います。バウル・日本人 で検索すると引っかかりました。
何年か前に、松山のちょっと変わったインド趣味の喫茶店が主催したライブで、拝見しました。
日本人でも、まったく違う世界に飛び込んでいく方もいるのだと、感心します。
音楽としては、曲の中にテンポを倍乗りにするという変化はあるけれど、転調がないので、退屈するのだな、というのが分かりました。
投稿: たかいしゅんすけ | 2013年4月 1日 (月) 18時12分
たかい様
ご指摘有難うございました。
日本女性のバウル歌手は、お名前を忘れていましたが、前にビデオで見た人かなとうっすら思っていました。そのビデオは「ベンガルの吟遊詩人 バウルとの旅」というもので、96年頃に前の職場の後輩を通して手に入れました。その時はライヴには行けなかったので、印象が鮮明には残っていませんでした。
松山のカフェとは、1954でしょうか? 1954なら7年前のUターン後時々伺っています。
投稿: Homayun | 2013年4月 2日 (火) 00時13分