Vathapi Ganapathim M.S.スブラクシュミ
南インド古典音楽の3大楽聖はティヤーガラージャ、ディークシタール、シャーマ・シャーストリでした。南インド古典音楽(カルナティック音楽)の音源を聞いていて特に強く印象に残る曲がありますが、先日のヴィリボニとか今日のヴァータッピ・ガナパティームなどはその筆頭でしょう。この曲はMuthuswamy Dikshithar作曲のKrithiで、象の頭を持つガネーシャ神を歌った曲(Ganesha songs) で、ラーガはハムサドワニ、ターラはアーディです。明朗快活で一聴シンプルですが、名人の手にかかると奥の深い表現が盛り込まれます。
この曲は、ガネーシャと同じ太鼓腹の(笑)チェンバイ・ヴァイドヤナタ・バガヴァタルが歌うとイメージ的にピッタリで、豪快かつ爽快な歌声は実に素晴らしいものでした。彼の十八番と言っても良いようです。取りあえず今日は、カルナティック音楽で一番有名な女性歌手、M.S.スブラクシュミの歌唱でアップしておきましょう。
Vathapi Ganapathim - Swaralaya Puraskaram
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