追悼ヤーノシュ・シュタルケル
インド亜大陸の音楽巡りの途中ですが、大家の訃報が入りましたので、今日はシリーズをお休みします。
20世紀の大チェリストの一人、ヤーノシュ・シュタルケルが4月28日に88歳で亡くなりました。彼はカザルス以降の最も偉大なチェリストの一人だったと言って良いでしょう。80年代の初め頃、私もコロムビアのLPで初めてJ.S.バッハの無伴奏チェロ組曲第3番とコダーイの無伴奏チェロ・ソナタを聞きました。TVでも見ましたが、ゆるぎないテクニックの冴えと豪快な演奏に圧倒されました。これまでに当ブログで何度か取り上げていて重複しますが、コロムビア盤と同じカップリングで、J.S.バッハ第3組曲の前奏曲とコダーイの一楽章をアップしておきます。88年の東京ライヴで、TVで見たのはこの時の映像だったような気がします。余談ですが、亡くなってから彼がユダヤ系だったことを知りました。昔の弦楽器奏者には非常に多いのですが、シュタルケルもだったか!という思いで一杯です。
心よりご冥福をお祈り致します。
Janos Starker - Bach Cello Suite 3 I. Prelude
Janos Starker - Kodály Cello Solo Sonata I. Mvt
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