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2013年6月17日 (月)

オリッシーとバラタナーティアム

カタックからイスラーム世界の方へ寄り道をしておりましたが、インドに戻します。北インドの古典舞踊でカタック、マニプリと並んで有名なのはインド東部オリッサ州オリッシーでしょう。シルクロードなどのイスラーム世界の文化とも繋がるカタックと異なり、オリッシーが純ヒンドゥー的な踊りであることは明らかだと思います。南インドのバラタナーティアムからの影響もあるのでしょうか、とても優美な踊りを見て、インド舞踊の典型という印象を覚えます。南インド4州の一つ、アーンドラ・プラデーシュと接していますから、実際かなり影響があるのでは。
まずはオリッシーとバラタナーティアムを一本ずつ並べてみました。音楽は声楽とシタール中心の北インド古典音楽(ヒンドゥスターニ音楽)と、声楽とムリダンガム等の南インド古典音楽(カルナティック音楽)に分かれますが、衣装や動きは共通点が多いように見えます。バラタでは複雑なターラに合わせた軽快なステップが見られます。オリッシーの伴奏の太鼓はタブラではなく、主にドゥルパッドで用いられる重厚な音が素晴らしい両面太鼓パカワジが使われています。

Indian Odissi Dance by Sujata Mohapatra

Savitha Sastry Bharatanatyam Performance

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