モーケンのフレームドラムと踊り
漂海民モーケンの音楽については、まだほとんど見つかってなかったので、更に探していると、かなり興味深い映像が出てきました。フレームドラム(枠太鼓)と拍子木のような打楽器の伴奏で、少女が踊っていますが、インド洋のフレームドラムと言うと、マダガスカル東方にあるチャゴス諸島を含む島々からなるモーリシャス共和国の打楽器を思い出します。(OcoraからCDも出ていました)もしくは、スマトラとかから伝わったのかも知れません。モーリシャスの枠太鼓はアラブからの影響だと思いますが、スマトラも同じくイスラム圏。いかに海洋民族のネットとは言っても、こちらの方が距離ははるかに近いです。そして踊りとリズムは決して上手くはありませんが(拍子木のリズムは、おそらくたまにズレているのでしょう)、とても印象的です。オーストロネシア系の海洋民族らしい、大らかさとしなやかさを感じさせる忘れがたい映像です。枠太鼓は受け継いでも、モーケンはイスラム化はしてないのだろうと思います。
A traditional Moken dance
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