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2013年8月

2013年8月30日 (金)

チトラル音楽

カラシャでは何よりも女性達の華やかな衣装と独特な地声合唱、打楽器の詰まったリズムが目立っていて、弦楽器演奏とかは余り見かけなかったように思いますが、チトラルの方は豊富に上がっていまして、印象としては北インド古典音楽に近い面、アフガニスタン東部のタジク音楽、タジキスタン東部のバダフシャンの音楽に近い面など、色々聞こえてきて興味深い限りです。

chitrali music 15

chitrali music 16

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2013年8月29日 (木)

Chitral Sitar

パキスタン北西部のカイバル・パクトゥンクワ州( Khyber Pakhtunkhwa)にあるチトラル地方の音楽についても相当映像が上がっていましたので、例のセタールとシタールの中間のようなチトラル・シタールに絞ってみましたが、それでも700を越える動画がありました。演奏しているのは、カラシャやヌーリスタンではなく、この地方の主要民族のホウ族(チトラル人)ではないかと思います。彼らの話すコワール語はインド・イラン語派のダルド語群に属し、カラシャ語(カラシャ族のルーツはギリシア系とも言われますが)も近い言葉になるようです。元々この地方にはカラシュ族が住んでいましたが、後にホウ族に侵略されたということなので、言語的にイラン化して行ったのかも知れません。「シタール」と言う名ですが、やはりイランのセタールに近いという印象で、ウイグルのタンブールを思わせる所もあります。

chitrali sitar by HABIB UR REHMAN LAL

chitrali sitar

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2013年8月28日 (水)

カラシャとヌーリスタンのリズム

今日はヌーリスタンとカラシャの踊りとリズム面の動画を集めてみました。ヌーリスタンの方も女性の踊りがあると良かったのですが、この辺りでは難しいでしょうか。3本目は昨日の3本目のフル動画です。太鼓のリズム、笛の音色と装飾技法、どちらもかなり似ています。

Nooristani Mashriqi Dance & Music

Music & Dance of Kalash Fairies

Kalash People (PTV Documentary 1976)

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2013年8月27日 (火)

カラシャとヌーリスタン

アレクサンダー大王の帝国以来の古代ギリシア人の末裔という説のあるカラシャ(カラシュ)族ですが、現在彼らが話しているカラシュ語はイラン系だそうです。同じくアレクサンダー大王の軍隊の末裔という説のあるヌーリスタン人の話しているのもイラン系ですが、彼らにはもっとはっきり金髪、紺碧目、色白という特徴が表れています。ヌーリスタンはアフガニスタン北東部のヌーリスターン州やパキスタンの北西のチトラル地区にも住んでいます。
そしてチトラルの近くにいるのがカラシャ族、ということで、更に素晴らしい映像がありましたので、いくつか上げておきます。2本目で聞こえるのは北インドのシタールとイランのセタールの中間的なチトラル・シタールでは? シタールやセタールのような洗練された感じではなく、いかにも中央アジア的な、素朴でパワフルな音色を聞かせます。例のPLAYA SOUND盤には、チトラル・シタールの他に、3本目で聞けるような地声合唱が入っていたと思います。大変素晴らしい映像です。

The Kalasha and the Crescent

KALASH VALLEY CHITRAL HINDUKUSH IN THE NORTH PAKIS

Kafirs of Hindukush Kalash

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2013年8月26日 (月)

ヒンドゥークシュのカラシャ族

古代のガンダーラに近いと思われるヒンドゥークシュに住むカラシャ族(あるいはカラシュ族)は、古代ギリシア人の末裔と言われますが、アレクサンダー大王の帝国以来なのか、その後のグレコ・バクトリア帝国などの末裔なのか、どうなのでしょうか。大分前にTVでドキュメンタリーが放送されたこともありましたが、一見ギリシア系という風にはなかなか分らないように思います。カラシャの音源は、PLAYA SOUNDから出ていました。
この辺り(西北インド、パキスタン、中央アジアにかけて)はギリシア系王朝の後、仏教の栄えたことで有名なクシャーナ朝が興りますが、この王朝ではイラン系言語であるバクトリア語を使用していたことが明らかとなったため、実はイラン系民族と言えるのかも知れません。インドの宗教のように思われている仏教は、ビハールで生まれた後、西のギリシア系やイラン系民族の間で(大乗仏教として)育まれたらしい点は、とても興味尽きないものがあります。そして、クシャーナの祖先と思われる大月氏もイラン系言語を用いていたという説が有力なようです。

Kalash valley Tour in Chitral Hindu-kush North Pakistan

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2013年8月22日 (木)

ガンダーラ  訃報

本来なら世界陸上も今日で甲子園も終わってしまって灯が消えたような・・という感懐を覚える頃なのですが(実は昔陸上をやっていたこともあって結構スポーツ観戦は好きな方です)、そんな思いを吹き飛ばしてしまう大きなニュースが飛び込んできて、大きく心が揺れた一日でした。それは、昔ファンだった藤圭子さんの訃報ですが、本当に驚きました。深い深い悲しみを覚えます。心よりご冥福をお祈りいたします。
100歳過ぎまで現役で活躍された新内節の大御所、故・岡本文弥さんが自著の中で、藤さん、青江美奈さんの歌唱を絶賛していて、大いに影響を受けた云々、のような内容を前に新内絡みでブログに書いたような気もします。新内の大家もうならせる歌の力を持った、肺腑を衝く歌声だったということでしょう。
今日は70年代の懐かしい歌謡曲から、最近の関連とも言えるゴダイゴのガンダーラと、藤さんの代表曲を2曲。2本目はオリジナル録音の「新宿の女」ですが、「ネ~オン~ぐらしの~ちょうちょには~~」の辺りの唸り、何度聞いてもゾクッと来ます。
明日は所用のためブログはお休みしますm(_ _)m

ゴダイゴ 「ガンダーラ」超絶頂期バージョン Stereo

新宿の女-藤圭子-

藤圭子 KEIKO FUJI - 圭子の夢は夜ひらく 新宿の女

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2013年8月21日 (水)

L'envol du Bouddhisme au contact de la pensée grecque

今日の長い一本はフランス語の番組ですが、古代のガンダーラにおいてギリシア思想と触れた仏教の姿を多方面から検証しているようです。後半では仏教とゾロアスター教の出会いについても出てきているようです。何年か前のお盆の時に、お盆の正式名称「盂蘭盆」が古代イラン語のurvan(霊魂)からきているらしい点について書きましたが、この辺りが二つの宗教の接触の舞台だったのでしょう。大変に興味深い50分近くの番組です。
古代のガンダーラに近いと思われるヒンドゥークシュに住むカラシャ族は、アレクサンダー大王の帝国以来の古代ギリシア人の末裔と言われますが、音源がPLAYA SOUNDから出ていました。

Gandhâra - L'envol du Bouddhisme au contact de la pensée grecque (Afghanistan, Pakistan)

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2013年8月20日 (火)

ガンダーラ美術

シタール演奏をバックにガンダーラの美術を鑑賞できる映像がありました。これらを見ていると、仏像とギリシア的な彫刻と、その他よく分らない異教的な?彫刻まで、実に様々なことがよく分ります。この混沌とした中で「仏像」と言う概念が生まれたことを思うと感慨深い限りです。インド・グリーク朝という、そのものずばりのような王朝も存在したことは、恥ずかしながら今日初めて知った次第で。 ウィキペディアに以下のように出ていました。
ガンダーラ美術は、ギリシャ、シリア、ペルシャ、インドの様々な美術様式を取り入れた仏教美術として有名である。開始時期はパルティア治世の紀元前50年-紀元75年とされ、クシャーナ朝治世の1世紀~5世紀にその隆盛を極めた。インドで生まれた仏教は当初、仏陀そのものの偶像を崇拝することを否定していたが、この地でギリシャ文明と出会い、仏像を初めて生み出した。また大乗仏教も生まれた。「兜跋(とばつ)毘沙門天像」という頭に鳳凰のついた冠をかぶった像が存在し、毘沙門天の起源がギリシア神話のヘルメース(ローマのメルクリウス)であるという説がある。5世紀にはこの地にエフタルが侵入し、その繁栄は終わりを告げた。

Gandhara Civilization (some glimpses from Pakistan)

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2013年8月19日 (月)

ギリシアの仏教

お盆期間中、結局アップできたのは14日のみでした。その時に「ギリシアの仏教」なる動画を見つけていましたが、まだ詳細には見れておりません。でも内容的に非常に興味深いので、取りあえず上げておきます。ギリシアに仏教が西進したのかと思ってしまったりしますが、3世紀頃のバビロニア(当時はササン朝ペルシア)に興ったマニ教がグノーシス主義、キリスト教、ユダヤ教、ゾロアスター教、仏教の混合宗教だったことを思うと、あながち的外れではないかも知れません。
あるいは、古代王国ガンダーラ(現在のアフガニスタン東部からパキスタン北西部辺り)の仏像でギリシア彫刻の影響が見られたのは、古代ヘレニズム文化の中央アジアまでの拡大があったからだと思いますが、中央アジアまでギリシア文化圏であったと考えれば、今日のタイトルも納得が行きそうです。

Greek Buddhism Pt. 1 of 4

Greek Buddhism Pt. 2 of 4

Greek Buddhism Pt. 3 of 4

Greek Buddhism Pt. 4 of 4

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2013年8月14日 (水)

ブッダガヤ

お盆真っ只中の今日は、「仏教」の誕生した地、北インド・ビハール州のブッダガヤ関連の映像を上げておきます。ガウタマ・シッダールタ(釈迦)が悟りの境地に至った、仏教では最高の聖地とされるブッダガヤの仏像と音楽祭の模様です。
釈迦族が何人だったかについては、インド・アーリア系説初め、色々な説(ドラヴィダやチベット・ビルマ系なども)があるようですが、はっきり分っていないようです。ガンダーラの方のアーリア的で端整な仏像と違って、ブッダガヤのこの大仏はアジア的で柔和な表情がとても印象的です。
カビール・フェスティヴァルという名前、アラビア語で取れば「大きな音楽祭」の意味になりますが、ブッダガヤですから、おそらく他の意味なのでしょう。出演者の中にはベンガルのバウルらしき人も見えます。

Buddha Statue Bodh Gaya Bihar

KABIR FESTIVAL- 2013_ Bodh Gaya, Bihar

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2013年8月 9日 (金)

ビハールのロマ音楽?

今日の映像は舞踊は舞踊でも、ロマ音楽を思い出させるもので、かなりハチャメチャで面白い映像です。一本目はボリウッドの映画でしょう。2、3本目は結婚式のようです。どちらもビハールと入っているので、ビハール絡みなのでしょう。ジプシーの故郷のラジャスタンからは少し離れていますが、結婚式などではロマが活躍するようです。2,3本目は間違いないと思いますが、一本目のノリもどうしてもロマ的に聞こえます。
来週はお盆モードと言う事で、ブログアップも飛び飛びになりそうですm(_ _)m

Main Aayi Hoon U.P Bihar Lootne

marriage ceromoney in bihar(dance)

marriage dance in bihar

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2013年8月 8日 (木)

ビハールの舞踊

今日からオリッサの北に位置するビハール州の方を見てみましょう。ビハールとオリッサと言えば、以前は南北に接していましたが、2000年にビハールの南半分がジャールカンド州として分離されたため、現在は直に接してはいません。サンタル人はオリッサやベンガルが中心ですが、ビハールやジャールカンドにもいるようです。
ネパールの南東に位置するビハールと言えば、まずブッダガヤのある州として有名でしょう。ガウタマ・シッダールタが悟りの境地に至った場所、つまり仏教が生まれた地ということで、仏教では最高の聖地とされています。
今日はランダムに2本上げておきますが、どちらもヒンドゥーの方の踊りだろうと思います。

Traditional Dance - Indian Traditional Dance Sama Chakeva

Bihar Folk Dance_By Kruti Paralikar

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2013年8月 7日 (水)

サンタル風味とマサラ風味

昨日漏れていた動画に良いものがありましたので、マサラ風味の方と並べてみます。一本目がサンタルの特徴がよく出た音楽と舞踊、2本目はインド風味(マサラ風味と言い換えました)の歌と舞踊です。同じ少数民族のサンタルで、こうも違うとは驚きです。日本で民謡音階と都節音階を演じ分けているのと、少し似た面もあるのかなとも思いますが、どうでしょうか。
youtubeを見ている人にはマサラ風の方が受けが良いのか、イイネが多いように見受けられます。サンタル風の方はBadの評価も目立ちます。ゴング系の打楽器と笛には西洋音階から外れた微分音程も聞こえますが、そういった点がマサラ風や西洋風に耳が慣れたのではと思われる現代のインド人には、難しく感じられるのかも知れません。

SANTALI TRADITIONAL DANCE (KIWWA BANKURA) FROM AL

Bai Bai Te (CHHAPOL CHHAPOL) Santhali Song Full

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2013年8月 6日 (火)

サンタルの歌と踊り

ドイツのWergoからCDがあったので、特にサンタルに拘って見ております。今日は舞踊も入ったサンタルらしさの見える歌声を何本か。これらにおいても、ステレオタイプのインドの歌(フィルム・ソングをイメージしていますが)とは、かけ離れた印象を受けます。インドシナやポリネシア辺りの歌とも似て聞こえてきそうなところがあるように思います。

ADIVASI(SANTALI) TRADITIONAL DANCE VIDEO

santali song aleagada dharearea album gadel kuri

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2013年8月 5日 (月)

サンタルの民謡

次に、サンタルの民謡について探していましたが、ほとんどがインドのフィルム・ソングのような曲で、民謡らしき歌はほとんど見つかりません。フィルム調の曲の多くでは、女性歌手の甲高い声が聞こえてきます。踊りではあれほどプリミティヴなのに、歌ではかなりインド化しているような印象を持ちました。santhali songにtraditionalやfolkと入れても、結果はほとんど一緒です。しかも、曲にtraditionalやfolkの形容詞が付いていることが多く、これはかなり不思議に思いました。
そんな中で見つけたのが、妙な構えのヴァイオリン演奏入りや、あの打楽器の見える演奏。これらには、サンタル文化のオリジナリティを感じます。

Santali...[Documentary Videos]..."Saonta Singray"...

Rasi aturin sange kuli...[Santali Song]

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2013年8月 2日 (金)

サンタルの踊り

サンタルの踊りは色々な名前がついていて、どういうシチュエーションで演じられるのかも不明ですが、女性が手を繋ぎ並んでステップするのに向かい合うように、男性が太鼓を叩き、その中にゴングが一拍目、二拍目を強調して彩りを添えている、と言うスタイルが多く見受けられます。阿波踊りにおける鉦とその他の太鼓の関係に少し似ているでしょうか。
昨日は太鼓にクローズアップした映像でしたが、今日は女性の踊りを中心に選んだところ、もっとこの舞踊音楽の全体像が見えてきて、得も言われぬ迫力をひしひしと感じます。ミニマル的、またはトランス的とさえ言えそうな迫力で迫ってくる、素晴らしい映像が結構あります。太鼓の撥は、太いマレットと、東欧のタパンの撥のような細いものとあって、リズムの担当や叩き方が異なっています。ドーラクに似た両面太鼓も見えますが、大きな片面太鼓が中心のようです。

SANTHAL DANCE (disom jaher BAHA 2009 )

santhal dance

santhali dance ,baha dance of village fuljhhore purulia westbengal.mp4

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2013年8月 1日 (木)

santhal danceとゴング

ガムランの元型を思わせる素朴なゴング音楽がインドシナ半島各地(ヴェトナムやラオスでの録音が仏PLAYA SOUNDキングWRMLから有り)にありますが、同じようなゴングがダンス音楽の形で東インドのオーストロ・アジア系少数民族のサンタルにも確かにありました。クリッタさんから昨日の記事にコメントとリンクを頂きました。有難うございます。m(_ _)m
santhal danceとyoutube検索すると、他にも色々と出てきました。これらを聞く限りでは、サンタルの間ではゴングは脇役的な存在のようです。ティンパに似た大きな半月?形の片面太鼓がどちらかと言うと主役のように目立っています。しかし、一本目は何と不思議な叩き方をしていることでしょうか(笑) この太鼓は、昨日のサンタル・ポップスにも使われていました。
アーリアやその前のドラヴィダよりも先にインドに住んでいると言われる彼らと、インドシナの同語族に同種の楽器があるということは、ゴング系楽器は何千年の歴史を持っているインドで最も古い楽器の一つということになるのでしょうか? ただ、ゴングを使って演奏している音楽は、多少なりともガムラン音楽に似ているインドシナのゴングと比べると、インドではもっとシンプルでプリミティヴな使われ方に聞こえます。

santhal dance of boro pata

Santali Dong Video songs

santali dance-dong aneg

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