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2013年9月

2013年9月30日 (月)

シーク教徒の音楽

昔はインド人というとターバンのイメージが漠然とあったものですが、髭を生やしてきっちりとしたターバンを巻いたインド人には、実はシーク教徒が圧倒的に(あるいは全て?)多いそうです。12億を越える人口の中でシーク教徒は2300万人余りということなので、100人に2人ほどの少数派なのですが、富裕層が多く、海外で活躍するインド人にもシーク教徒が多いためでしょうか、かなりインド人のイメージとして大きいような気がします。男性の場合Singh(シン 「獅子」の意)が名前の最後に付くことが多く、古典音楽の演奏家にもよく見かけます。有名人ではプロレスラーのタイガー・ジェット・シンもそうです。
宗教音楽のCDがビクターJVCから出ていましたが、リリースが大分前なので今はもしかしたら入りにくくなっているでしょうか。ヒンドゥスターニの古典音楽をベースにしながら、厳粛で独特な雰囲気がありました。一本目は民謡のような演奏ですが、シーク教の宗教音楽の要素が入っているものではと思います。2本目の小さい弦楽器は、金曜の2本目にも出てきました。やはりあの一本もシークの楽士だったのでしょうか。

Naveen Bilaas Chand. Cries of Maharani Jinda. Sikh Raaj. Dhadi Gurdip Singh Sajan. Part 05.

Punjabi Folk by Punjab Police - Baldev Singh Raseela Jatt - Punjabi Boli Songs HD

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2013年9月27日 (金)

パンジャブ民謡

グルミート・バワのような歌手が他にもいないかとか、シーク教にも独特な宗教音楽がありますが、それらはまた後日見ることにして、今日はパンジャブの民謡です。一本目の男性の独唱が特に素晴らしく思いました。節回しの味わい深いこと。驚きました。スーフィズムとの関係有り無しが気になりますが、同じパンジャブでもヌスラットのカッワーリともシーク関連とも異なる節です。二本目の方はラジャスタンのランガとも繋がるような大道芸でしょうか。きっちりとしたターバンの巻き方から見ると、もしかしたらシーク教徒でしょうか?

folk punjabi

A Punjabi Folk Singer, Kartarpur, India

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2013年9月26日 (木)

パンジャブのバングラ

パンジャブと言うと、有名なアイテムやジャンルを思い出します。サリーと並んでインドの伝統衣装で有名なパンジャビー・ドレス(今日のビデオに出てくる女性の衣装がまさにそれ)はパンジャブ地方が発祥地ですし、80年代から流行したバングラ・ビートも、名前から連想しがちなバングラデシュではなくパンジャブの舞踊が元のようです。バングラ・ビートについてよく調べたことがないのですが、もしかしたらグルミート・バワのようなシーク教徒の激しい民謡が元、あるいは影響を受けているのでしょうか? 前々からそっくりかもと思っていました。
パンジャブ語は、パキスタン側パンジャブではアラビア文字系統のシャームキー文字を使いますが、インド系文字ではインド側パンジャブのシーク教徒が主に用いるグルムキー文字が何と言っても特徴的で、この独特な形を見る度にシーク教を思い出します。

Bhangra (Beautiful Punjabi Folk Dance) Performed by Sharma Family at Babbu's wedding

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2013年9月25日 (水)

Gurmeet Bawa

強靭なハイトーンのロング・ヴォイスと、両面太鼓ドーラクとサーベルを串状にしたチムターのリズムも強烈で、イスラームやヒンドゥーの歌とは大いに異なっているシーク(スィク)の歌姫グルミート・バワ。キングWRMLのインド関係の中でも異色の一枚でした。農耕民的な長閑さよりも、むしろ戦闘的と形容できるでしょうか。昨日の二本目も、チムターかと思える音が聞こえ伴奏が少し似ていたので、もしかしたらシークの歌だったかも知れません。

Aithe Hor Na Nachi Mutiyare (Gurmeet Bawa) Old Punjabi Song

Gurmeet Kaur Bawa---Heer---Punjabi Folk Song

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2013年9月24日 (火)

パンジャーブ民謡

昨日はすっかり連休モードに入り、ブログもお休みしましたm(_ _)m カッワールを何組か見ましたが、星の数ほどいるカッワールを追い続けてもきりがないので、この辺で次に行きます。ニザーミ・ブラザースの件の曲については、youtubeは見つからず仕舞いでした。
ヌスラットを生んだパンジャーブ地方の音楽を少し当たってみます。まずはパンジャーブの民謡らしき歌から。北西インドからパキスタン北東部にまたがるパンジャーブ地方は、ペルシア語でパンジ(5つの)、アーブ(水)の名の通り、インダス川を初めとする5つの大河が交わる豊かな穀倉地帯として知られます。鮮烈なカッワーリとは異なり、民謡には長閑な印象を覚えます。
住民の宗教は、イスラーム、ヒンドゥー、スィク(シーク)と3つありますが、1本目がヒンドゥー、2本目はイスラームでしょうか? 非常に激しいことで知られるパンジャーブのスィク教徒の音楽についても後日見てみようと思います。

Punjabi folk song by Tufail Niazi - main nai jana kheRyan de naal (audio)

Real Punjabi Folk-Jugni by Buddah Shaikh

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2013年9月20日 (金)

サブリ・ブラザース

昨日久々にサブリ・ブラザースのカッワーリを聞きましたが、やっぱり良いですね。兄弟の声がコブシ豊かな高音と迫力ある低音に分れ、アンサンブルでもヌスラットのグループと甲乙付けがたいと思います。アジズ・ミヤーンは個性的過ぎて少々しんどい部分がありますが、サブリはヌスラットより先に欧米盤が出ていた位ですから。例のIneditの「アジアのイスラーム音楽」でも素晴らしい歌唱を聞かせていました。

The Sabri Brothers - Tajdar-e-Haram

Ghulam Farid Sabri Qawwal Tajdar E Haram. HQ Video - www.Fayidah.biz

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2013年9月19日 (木)

Man Kunto Maula

昨日のグラム・ファリッド・ニザーミは、やはり別人のようです。シタールやタブラまで演奏していて、フェイスブックを見るとパキスタンの人のようでした。今日の一本目のように、カッワーリをやっていたりするので、いよいよ紛らわしいです。このMan Kunto Maulaはカッワーリの名曲中の名曲で、リンクに色々なグループの名が見えます。ヌスラットより前から名声の高かったサブリ・ブラザースとアジズ・ミヤーンの演奏を2,3本目に。それぞれに個性的な、カッワーリの大家の演奏です。4本目の通り、アミール・フスロー作の曲のようです。彼はヒンドゥスターニ音楽とカッワーリの両方の祖であるだけでなく、シタールやタブラをそれらの音楽に導入したという偉人です。

Ustad Ghulam Farid Nizami - Man Kunto Maula

Sabri Brothers Live In Uk - Man Kunto Maula - Part 2

Aziz Mian - Man Kunto Maula (Live in England)

Amir Khusro - Mann Kunto Maula

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2013年9月18日 (水)

Ghulam Farid Nizami

ニザーミ・ブラザースのIneditの録音(80年代)ですが、Mahmud NizamiとGhulam Farid Nizamiが中心でした。1914年生まれのマフムード・ニザーミは、ムガール宮廷楽士の家系に繋がるムシュタク・フセイン・カーンの息子で、1946年生まれのグラム・ファリッド・ニザーミは、マフムードの息子でした。マフムードはご存命なら100歳前ですが、息子のグラム・ファリッドの方は、まだ60台ですから、ニザーミ・ブラザースの中に見えないのはおかしいと思っていました。名前で検索したところ、カッワーリの場合と同じくハルモニウム弾き語りで歌っている映像がかなり上がっていました。ヒンドゥスターニ音楽の歌手に転向したのでしょうか? それとも同姓同名の音楽家でしょうか?

Ustad Ghulam Farid Nizami -More Sayan Ji

Ustad Ghulam Farid Nizami and Sri Sukhvinder Singh Namdhari - 'Manun Sochan Diya' part 1 of 2

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2013年9月17日 (火)

ニザーミ・ブラザースのデリー・ライヴ

ニザーミ・ブラザースをもう一本、今日は歌詞内容を説明しながら演奏しているようですが、パキスタンのカッワーリに比べ、やはりラーガ音楽色が濃いようにも思います。この曲のようなラーガは余りパキスタンのカッワールは使わないのでは。リズムも変拍子のようで、変わっています。このグループのInedit盤の写真には、ボンゴのような3連の組太鼓が写っていました。おそらくタブラ奏者と別にいるのではと思います。これもパキスタンでは余り見かけませんが、例外的に?先日あるyoutubeでサブリ・ブラザースがこの太鼓を使っているのを一本見かけました。

Live in concert (Qawwal Nizami Brothers) Ghulam Sabir,Ghulam Waris at Purana Qila Delhi.

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2013年9月16日 (月)

Nizami Brothers

今日はナアトの名曲を取り上げる予定でした。その曲は、Ineditの「アジアのイスラーム音楽」の2曲目に入っていたニザーミ・ブラザースのNabi Muhammad Sallu Allahという曲ですが、今の所はyoutubeは見つかっておりません。何年か前に取り上げた時も見つからなかったと思います。彼らはパキスタンではなく、デリーのカッワーリ・グループらしく、ラーガ・ダルバリの情熱的な素晴らしい一曲でした。タイトルにムハンマドと入っている通り、ナアトになります。まず、20年以上前の音源なので、今では同じメンバーが余りいないかも知れません。今日は代わりに耳に止まった曲をアップしておきます。少し昔の録音を思わせる部分があります。

Qawwal Nizami Brothers (Ghulam Sabir,Ghulam Waris) live in nasik part-1

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2013年9月13日 (金)

ハムドとマンカバト

もう一曲個人的に非常に気に入っていた曲がありましたが、すぐに思い出せないので(確かオコラのどれかに入っていました)、ヌスラットの名唱としておそらく最も有名な2曲を上げておきましょう。カッワーリは、アッラーを讃えるハムド、預言者ムハンマドを讃えるナアト、イスラーム聖者を讃えるマンカバトの3つが主な形式ですが、他にガザルやカーフィーと言った形式があります。詩の内容によって分けられているのでしょう。昨日、一昨日のYaadan Vichreは、ガザルに入るのだろうと思います。
アッラー・フーはハムドの代名詞のような曲で、ヌスラットの明朗かつ華麗なヴォーカル技巧が次々繰り出されます。ALI MOLA ALI MOLA ALI DAM DAMは、マンカバトでしょうか? 短調の美しく忘れ難い旋律です。中間部はトルコのハルクに聞こえますが、何か詩内容と関係があるのでしょうか?
色々聞いている内に、ナアトの名曲を大分前にブログで取り上げたことを思い出しました。ヌスラットではありませんが、また月曜以降に再度探してみたいと思います。

Nusrat Fateh Ali Khan - Allah Hoo Allah Hoo Full Qawwali By A.Raziq Piracha

ALI MOLA ALI MOLA ALI DAM DAM. THE REAL STORY OF HAZRAT E ALI AS.flv

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2013年9月12日 (木)

他のYaadan Vichre

今日は他のYaadan Vichreを見てみましょう。5本組みの方は途中からマンドリン?が出てきて華を添えています。このマンドリンのフレーズを聴くと、イギリスのARCからカッワーリ・フラメンコという盤があったことを思い出します。
一本目ではまだヌスラットの歌は出てきません。タブラ奏者のバヤンの技術を見てみたいところですが、サウスポーでタブラの方だけ見えてバヤンが見えません。2本目でようやく歌が出てきますが、同じ曲だろうかと思う程、変奏されている?という印象です。これらもおそらく80年代の演奏では。
3本目は88年のWOMADでの映像で、世界的な人気を得た後ということになります。威風堂々とした歌唱ですが、(おそらく)聴衆によって演奏内容を様々に変容させる芸の豊富さ、柔軟さにも驚かされます。

Nusrat Fateh Ali Khan - Yaadan Vichre - Part 1/5

Nusrat Fateh Ali Khan - Yaadan Vichre - Part 2/5

Nusrat Fateh Ali Khan Live WOMAD Festival 1988 - Yaadan Vichre Sajan Di - NUSRATFAN.COM

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2013年9月11日 (水)

雨のように涙が目から流れ落ちる

昨日は用事でアップ出来ずでしたm(_ _)m 亡くなって16年経った今でもカッワーリの王者と言われ続けるヌスラット・ファテ・アリ・ハーンですが、87年の来日の際にも歌っていた中で、特に印象的な曲もyoutubeがありました。同じ年にNHKで放映されたのもこの曲だったように思います。今日のタイトルはそのサビの部分の歌詞です。
ヌスラットのCDと言えば相当数出ていますが、90年前後に手に入りやすかったのが、ビクターJVCからの「法悦のカッワーリーⅠ、Ⅱ」とOcoraからの3セット(一枚物2枚と3枚組)でしょう。この曲は「法悦のカッワーリーⅠ」の4曲目に入っています。今日の映像は83年のようですから、まだワールドミュージック・ブーム前夜の映像。前で踊りだす人がいる、昔ながらのカッワーリーのスタイルです。

Nusrat Fateh Ali Khan Qawwali - Yadan Vichre Sajan Diyan Aiyan

ヤーダーン・ヴィチュレー・サジャン・ディヤーン(Yadan Vichre Sajan Diyan Aiyan)
<歌詞対訳>
別れた恋人を想うと、雨のように涙が目から流れ落ちる
おお神よ、この世にはなぜ別離があるのか、雨のように涙が目から流れ落ちる
昔の思い出が心から遠ざかっていく、
何と悲しくてやるせないことか
私には冷淡な恋人よ、今や、人生そのものが私に冷たく当る
最後の吐息と共にあなたの名前を口走る私、
雨のように涙が目から流れ落ちる

*現代パンジャービー詩人のガザルで、恋人とはこの世の女性とも神とも解せられる。
(ビクターJVCからの法悦のカッワーリーⅠの解説より)

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2013年9月 9日 (月)

ABIDA PARVEEN - MAHI YAAR DI GAHROLI

ブログを始めてこれまでカッワーリは取り上げていなかったので、ヌスラットの歌唱を見て行こうかと思っていましたが、今日は余り時間がなくなったので、アビダ・パルヴィーンの歌っていたガザル、mahi yar di gharoli bhardiで検索したら、実演がありました。例のIneditの「アジアのイスラーム音楽」に入っていた曲です。最初の出会いの曲と言うのは、格別に強い印象があるものです。これはガザルなのだろうかと思う程、熱い曲です。このイネディ盤LPは87年リリース(CDでは91年リリース)なので、録音はこの頃以前ということになります。2本目はパルヴィーンの若さからも同じ時期ではないかと思われます。

ABIDA PARVEEN - MAHI YAAR DI GAHROLI

ABIDA PARVEENسوہنے یار دی گھڑولی SOHNE YAAR DI GHAROLI

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2013年9月 6日 (金)

Bulleh Shahの詩

アビダ・パルヴィーンのレパートリーは、ウィキペディアによるとガザルが中心になるようです。パンジャーブのスーフィー詩人ブッレー・シャーの詩に基づく曲が、昨日の2本目の他にもありました。どちらもカッワーリに入るのではと思えるほど、生き生きとした躍動感溢れる素晴らしい演奏で、特に耳を惹き付ける歌唱です。
ヌスラット・ファテ・アリ・ハーンの歌唱もリンクに上がってきていましたので、2本目に上げておきましょう。少し映像と音がずれていますが、歌唱はやはり素晴らしいです。87年の初来日から97年の突然の死去まで、欧米と日本のワールドミュージックブームに火をつけ、牽引してきた人と言えるでしょう。87年の来日公演の模様はTV放映もされて、その時の故・江波戸昭先生の解説から強く影響を受けた方も多いはず。(私はその一人です)

ABIDA PARWEEN SINGS BULLEH SHAH --- BEST SUFIYYANA KALAAM

BHULE SHAH UTH YAR MILA LAI PArt 2

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2013年9月 5日 (木)

Abida Parveen

パシュトゥーンからは外れますが、パキスタンのガザルと言えば、男性ならメヘディ・ハッサン、女性はアビダ・パルヴィーンを真っ先に思い出します。来日するのではと言われながら早何年という彼女は、圧倒的な歌唱力で「女ヌスラット」の異名を持っている通り、ガザルだけでなくカッワーリーがレパートリーの中心にある人です。ヌスラット・ファテ・アリ・ハーンはパンジャーブ(パキスタン東部)出身でしたが、パルヴィーンはシンド(パキスタン南東部)出身でした。彼女の名前が欧米盤に登場したのは、Ineditの「アジアのイスラーム音楽」が一番早かったように思います。
一本目がガザル、二本目はカッワーリになると思います。主に恋愛を歌う叙情詩であるガザルと、イスラームの神(アッラー)や預言者ムハンマド、あるいはイスラーム聖者を熱く讃えるカッワーリでは、同じ編成でもかなり感じが違います。

ABIDA PARVEEN - DHOONDHO GE AGAR MULKON

Abida Parveen Sings Bulleh Shah

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2013年9月 4日 (水)

Shakila Nazのガザル

パキスタン北西部にインド系とアフガン系の音楽が共存している状況は、何となく日本にも都節の邦楽(長唄、新内 等)と、田舎節の民謡があることを思い出させます。ガザルは雅びな方で、ラバーブを使ったアフガン系の音楽は、泥臭いイメージのような気がしますが、合っているでしょうか? 昨日のShakila Nazという女性歌手は他にも色々と映像がありました。パキスタンのガザルと言えば、大御所のメヘディ・ハッサンをまず思い出します。最近亡くなったようですが、彼もパシュトゥーではなかったと思います。

shakila naz Pashto Ghazal

Shakila Naz pashto ghazal bya kadi by Allah Noor sinjawi

Khoboona de khoboona - Shakeela Naz

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2013年9月 3日 (火)

パシュトゥーのガザルとポップス

しかしパシュトゥーでは結構開けたポップスや、インド的なガザルもありました。対照的な世界で、ガザル(一本目)では古典的なしっとりした歌唱を聞かせます。二本目の古い映像もやはりガザル系でしょうか。踊り共々非常に興味深い古映像です。パシュトー語はイラン系ですが、ガザルでは音楽的にかなり(ほとんど?)インド寄りに聞こえるのに対し、ポップスでは幾分モダンになってはいても、曲の中ではアフガン系の楽器が大活躍しています。

SHakila Naz Pashto Ghazal

old pashto songs khyal mohammad film da ghaz aw da maidan

New Pashto Song 2011 Ase Yee Zakra Ma Duka Pa Bal Mayan De Janan Tuba Tuba 2012

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2013年9月 2日 (月)

パシュトゥーの打楽器

カラシャ(カラシュ)族は非イスラームなので、女性の姿も出てきて華やかですが、チトラルやヌーリスタンになると全く出てこなくなります。ヌーリスタン辺りもっと見てみたいと思っている内に、パシュトゥー(あるいはパシュトー)の珍しい楽器が目に留まりましたので、こちらを上げておきましょう。パシュトー語は、アフガニスタンとパキスタンの西部に住むアフガン人(パシュトゥーン人)の話す言葉で、これまたイラン語派に入ります。
「カイバル(Khyber)峠の西のペルシアと言う国は素晴らしい文化を持っていて・・」云々、という小泉文夫氏がインド留学時代にヒンドゥスターニ音楽の師匠から聞いた話を思い出しますが、つまりアフガニスタンはもちろん、パキスタンは南アジアに入っていても、実はイラン系住民(西側のパシュトゥーとバローチがイラン語派に入り、東側のパンジャーブとシンドはインド語派)も多いということですね。ペシャワール辺りが境になるのでしょうか。
それにしても、ラバーブ奏者と並んで叩き語っている男性の太鼓は、タブラ奏法によっているようですが、左が陶器?、右が金属とは何とも不思議な楽器です。

pashto malgaro maglus

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