ジュグニー
グルミート・バワの驚異的な歌唱を聞いてみて、この「スィクの歌姫」の歌がどんな内容か気になるところです。キングの「パンジャーブの叙事詩~グルミート・バワ」の冒頭を飾っていたのは、ジュグニーと言う曲でした。ダルガー(聖者廟)でのメーラー(市、祭)で歌われるという、その詩内容は、神の真実を心に抱かせ、人の世の愛のはかなさを訴えるというものでした。音楽のアグレッシブさからは意外とも思える、ペルシアのルバーイヤートを思わせるような諦念が心に沁みる内容でした。有名な曲のようで、youtubeが何本もありました。3本目ではチムターを使った一種の剣舞が見えます。
以下のジュグニーの歌詞対訳は、上記CDの岡口典雄氏(パンジャーブ文学)の翻訳
敵が死すとも 喜ぶなかれ
恋人ですら いつか死すもの
生の終わりを 迎えた日には
愛に溺れる ああ、恋人よ
命あるもの 皆、灰に帰す
Jugni-Gurmeet Bawa
Gurmeet Bawa- Jugni (Original)
Peer Mereya Jugni Kehndi Aa - Gurmeet Bawa Ji [LASHKARA CHANNEL] - 09868019033
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