グジャラートの黒人のスーフィー音楽
今日の2本は、グジャラートの黒人系住民のスーフィー音楽と見られる音楽です。インドの黒人のスーフィー音楽と、普通はなかなかこの3つが繋がらないように思いますが、特に2本目にはスーフィー音楽とはっきり書かれていますし、2本とも同じような衣装を身につけています。
とりわけ興味深い点の一つは、1本目において北アフリカでよく聞かれる甲高い叫び声のユーユーが聞こえることでしょう。打楽器群を中心に、時折トランペット~ホルン系の管楽器が吹き鳴らされるプリミティヴなトランス音楽は、ほとんどアフリカの黒人儀礼音楽のように聞こえ、インド風なところは皆無に近いように思います。
Siddhi Dhamal Folk Dance of Gujarat.
Sidi Goma - Sufi music from Gujarat
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コメント
松山市の高井です。
グジャラートのスーフィー。 異なものを見せていただきました。
これはどう見ても、アフリカ、またはポリネシア。
アラブ圏のスーフィーをちょっと見た感じは、もっとストイックな顔つきで、クルクルと回るばかりでしたが、ここのは喜色満面、歓喜自在で、温泉センターのポリネシアン・ショーですね。
スーフィーも、いろいろあるのか、どういうあれで、こう楽しく盛り上がっているのか、聞いてみたいです。
投稿: たかい | 2013年11月 2日 (土) 15時35分
たかい様
有難うございます。私も初めて見たので何も分りませんが、とにかくインドにこんな伝統芸能があったことに、只驚いています。確かにポリネシアンのアトラクションのようでもありますね(笑)
スーフィーと言えば、トルコの旋回舞踏や印パのカッワーリが特に有名ですが、南西アジアの黒人儀礼という点では、南イランのザールなどとの繋がりもあるのかなと思いました。ザールとスーフィー音楽の関連もあるのかどうか、気になるところです。また探りつつ何か分ってきたらアップしてみます。
投稿: Homayun | 2013年11月 4日 (月) 22時56分