« Yine Bir Gülnihal | トップページ | バルシュ・マンチョも »

2013年11月28日 (木)

オスマン軍楽&赤軍合唱団

昨日と同じく、デデ・エフェンディの名曲イネ・ビル・ギュルニハールですが、何とオスマンの軍楽とロシアの赤軍合唱団の共演による演奏がありました。しかもフロントにはタンゴ舞踊付きで。トルコとロシアと言えば度重なる露土戦争以来、犬猿の仲とばかり思っていたので、目が飛び出るほど驚きました(笑)
トルコの軍楽はコンサートを見に行ったこともありますし、男声合唱の分厚い響きが圧倒的なロシアの赤軍合唱も個人的に非常に好きな方なので、同時に見られるのは嬉しい限りですが、何故こういう共演が実現したのでしょうか? このオスマン時代の名曲が赤軍合唱団のレパートリーに入ったというのが何より驚きです。

Ottoman Military Band and Red Russian Army Choir - Yine Bir Gülnihal - Tango

|

« Yine Bir Gülnihal | トップページ | バルシュ・マンチョも »

トルコ音楽」カテゴリの記事

ロシア」カテゴリの記事

コメント

メヘテルではNeşide-i Zafer Marşıの旋律が好きです。ヒジャーズキャール・マカームの大変勇ましい感じの曲ですが、作曲したのは女性(レイラ・ハヌム[1845-1936])です。女性の音楽家の事はあまり知られていないように思います。

投稿: 白いりんご | 2013年11月29日 (金) 12時32分

白いりんご様
有難うございます。
確かに女性歌手ならサフィイェ・アイラなど数人しか知られてないように思います。トルコのSonyだかに、「女性作曲家」のコンピレーションがありましたが、あの中に入っているかも知れません。

投稿: Homayun | 2013年11月30日 (土) 00時32分

オスマン帝国時代の女性の作曲家は本当に知られていないと思います。

ちなみに、Safiye Ayla(1907-1998)の夫はシェリーフ・ムヒッディーン・タルガン(1892-1967)というウード奏者です。イスタンブル生まれですが、バグダードに行き、そこでウードを教えました。バグダードでは、彼に師事したウード奏者が続々と輩出し、20世紀半ばから後半にかけて、無伴奏のタクスィームを中心とした、独自の芸術を発展させました。ウードの流派でイラク様式と呼ばれているものです。

投稿: 白いりんご | 2013年11月30日 (土) 14時04分

白いりんご様
そうですか! サフィイェ・アイラの旦那さんが、イラクのアラブ音楽のウード奏法に影響を与えているとは、知りませんでした。イラクのウードの巨匠ムニール・バシールにも影響があったりすると、更に驚きですが。

投稿: Homayun | 2013年12月 3日 (火) 00時29分

当然、ムニール・バシールにも影響があります。

投稿: 白いりんご | 2013年12月 3日 (火) 12時22分

白いりんご様
そうですか! 驚きです。

投稿: Homayun | 2013年12月 4日 (水) 00時06分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: オスマン軍楽&赤軍合唱団:

« Yine Bir Gülnihal | トップページ | バルシュ・マンチョも »