インドの黒人音楽の色々
5日の一本目と同じ動画ですが、このアラブ風な太鼓叩き語りを聞いてとても驚き、ピンと来てタアラブをここ数日見てきました。インド洋交易によってなのか、アラブ方面から直接伝わったのか不明ですが、これは非常に興味深いサンプルです。この歌の節と枠太鼓の奏法が、元からインドにあるとは到底思えませんので。
一方、二本目のインド西部グジャラートのスィッディの映像は、スーダン系黒人の伝承のようです。こちらは明らかに一本目とは別系統です。同じインドの黒人の音楽文化において、このように大きな差が生じているのが面白いところです。一本目はタアラブ系音楽がインドに流れ着いたのか、黒人が散在している南西アジアの海岸沿いにイスラームと共にインドまで伝わったのか、どちらかではないかと思いますが。
Music of the Sidis Part 1: Africans in India
Siddhis of Gujarat (originally from Sudan)
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