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2014年1月27日 (月)

パッワインとマダガスカルのヴァリハ

ミャンマーのサイン・ワインの花形楽器パッワインのある種の演奏に、とてもマダガスカルのヴァリハ(竹筒琴)に近く聞こえる曲調があったので、先日引き合いに出しました。パッワインではインドネシア調の曲も多く聞こえますが、ジャワの音楽にスレンドロ、ペロッグ、ソロッグの音階があるように、ミャンマーにも色々音階があるのでしょうか?
一方マダガスカルの方も、ジュスタン・ヴァリのように見るからにマレー系だろうと思われる奏者と、黒人系の奏者では音楽の感じが違うように思いました。ヴァリハで他国の音楽(フォルクローレ等)を弾いている映像も多いので、注意深く聞き分ける必要がありますが。マダガスカルのマレー系住民の祖先は、ボルネオ島から移住したマレー系の言語を話す人々と言われますから、ミャンマーとさほど離れてないことになります。あるいは、そう言う血縁の近さだけでなく、インド洋交易からも旋律の共通性が生まれたのかも知れません。
1本目が名手ジュスタン・ヴァリの演奏。パッワインは、2本目がマダガスカルのヴァリハに似て聞こえた方、3本目がジャワ音楽に似て聞こえた演奏です。

Justin VALI avec Ny Malagasy Orkestra

burmese circle drums virtuoso (pat Waing)

Pat Waing - U Tun Tun Oo

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