ケーンと笙
「黄金の三角地帯」だけでなくインドシナ半島各地で見られるマウス・オルガンの類の管楽器は、日本の雅楽に用いられる笙と近縁の楽器になります。雅楽が元々大陸から伝わってきたことを考えれば、類縁楽器があっても不思議ではないのでしょうが、奏でられる音楽はかなり違う感じのものです。まず宮廷音楽と民俗音楽というところからして異なっているようです。荘厳でスタティックな笙とは違って、リズミカルに楽しげに吹かれることも多いようですが、これも一種の祭礼音楽になるのでしょうか。黄金の三角地帯でもラオスのようにケーンと呼ばれているのかは不明ですが、一説では、この楽器が中国の笙の原型であると言われていて、と言う事は、日本の笙のルーツにも当ることになりそうです。
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Lisu hilltribe children's Dance - MaeSalong,Thailand リス族の子供達(タイ)
太食調調子
笙:宮田まゆみ「星の輪~宮田まゆみ笙の世界~」1986
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