« 「タイのモン族の音楽」の音源 | トップページ | Penn Mang KhawkとPat Waing »

2014年3月 3日 (月)

Arabic Cello

今日もちょっと東南アジアを離れて、ある人のFBで見て驚いた映像を上げておきます。チェロは西洋音楽だけでなく、特にアラブやトルコでは楽団の低音担当としてよく使われていますが、時に独奏を聞けることがあります。今日の映像も、あるマカーム(旋法)に則ったタクシーム(即興演奏)だと思いますが、ウードにそっくりのピツィカートから始まって(音域はほとんど同じでしょう)、アルコに入ってからも西洋奏法しか知らない者には驚きのテクニックを披露しています。
チェロはヴァイオリン属の弦楽器で、イタリア生まれですが、元のヴァイオリンのルーツは中央アジア(ウイグル辺り?)にあると言われています。これ程世界中の色々な音楽に対応できるのはヴァイオリン属の特徴だろうと思いますが、中東の音楽においてはルーツの地に近いからでしょうか、西洋の楽器であることを忘れそうにさえなります。大分前にトルコのジプシーのチェリストの独奏を上げたことがありますが、匹敵するくらいの驚きを覚えました。

Arabic Cello

|

« 「タイのモン族の音楽」の音源 | トップページ | Penn Mang KhawkとPat Waing »

チェロ」カテゴリの記事

アラブ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: Arabic Cello:

« 「タイのモン族の音楽」の音源 | トップページ | Penn Mang KhawkとPat Waing »