ヴェトナムのブルース キム・シン
今日からヴェトナムに移りたいと思います。まずは昨今人気の高いHUONG THANH(フン・タン)の大先輩に当る歌手になるでしょうか、キング盤でお馴染みのキム・シンの演奏です。
彼はダン・グェッ(2弦の月琴)やギターを独奏し、また弾き語る盲目のガイルオン歌謡の名人で、キングのワールドルーツミュージックライブラリーに1枚と、スウェーデンのCapriceからも音源がありました。ガイルオンはハット・チェオやハット・ボイのような南ヴェトナムの伝統劇の流れを汲む音楽劇で、インドシナ停戦後、「南」では独立した伝統歌謡として民衆に支持されてきました。
「ヴェトナムのブルース」と評されたりもする、ハートフルで繊細な爪弾きは、鳥肌ものです。ライ・クーダーが共演したがっていたとかいう逸話があったり、数年前にはゴンチチとの共演がTVでオンエアされたことがありました。
Kim Sinh - Khuc Tah Tinh Ha Tinh
Kim Sinh — Vọng Cổ
Kim Sinh, Dom Turner Vong Co
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