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2014年4月 2日 (水)

Kim SinhとVinh Bao

ようやくキム・シンの生映像が見つかりました。一緒にヴィン・バオの演奏も。キム・シンは琵琶との共演(ガイルオン)、ヴィン・バオは弟子に稽古をつけている場面のようです。ヴィン・バオは、大分前にOcoraから音源が出ていました。
この長棹の月琴は、ダン・キムとありますが、CDにはダン・グェと出ていたように記憶しています。巨匠ヌエン・ヴィン・バオは1918生まれ。キム・シンより先輩になるのではと思います。二人の巨匠が弾いている楽器は同じでしょう。
CDのコメントに「ダン・トランは中国南部の潮州の琴にも似たスチール弦の涼しげな響きで、アンサンブル自体も潮州音楽の繊細さに通じるものがあるが、独特な装飾の付け方はやはりヴェトナムのもの。」と書きましたが、この映像を見てやっぱり凄い名手だなと改めて思います。ヴェトナムにもゴング(おそらく山岳少数民族の間に)はありますが、他のインドシナ諸国の音楽に比べると、ぐっと南中国の音楽が近くなった印象があります。揺りの大きさからでしょうか、時には韓国のコムンゴなどに近いようにも聞こえます。

Cải lương music

Maestro VĨNH BẢO plays the Đàn Kìm and 1st lesson to Bach Yen

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