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2014年5月

2014年5月30日 (金)

ハット・チェオ

北ヴェトナムのハット・チェオは伝統的な民俗劇ですが、youtubeを見ていると随分と歌謡化しているようにも見受けられます。しかし、衣装や所作などは劇のままのようですから、PVの一種とも見れるのかも知れません。youtubeには長尺の映像が色々と上がっていますが、舞台の風景が合間に映っているようです。
しかし聞けば聞く程、南ヴェトナムのガイルオンより、遥かに中国音楽の影響が強いように思います。どうしても京劇とかを思い出してしまいます。

Huyền Phin -Hát chèo

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2014年5月29日 (木)

北のハット・チェオと南のガイルオン

なかなか南ヴェトナム音楽のインド音楽風な側面というのは見えてこないので、北ヴェトナムのハット・チェオと南ヴェトナムのガイルオンを並べてみましょう。こうして聞き比べると、中国風な部分を近く感じる北の音楽に比べて、細かいメリスマやコブシの豊富なガイルオンは、インド音楽に似ている部分がある、と言えなくもないようにも思えます。レビューを書かれていた方の解釈なのかも知れません。

Giới thiệu giọng hát chèo của Nghệ sỹ Xuân Sanh

The South Vietnam Traditional Music (8) 21-04-2013

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2014年5月27日 (火)

サイゴンの伝統音楽

サイゴンと聞くと、音楽より何よりヴェトナム戦争末期のサイゴン陥落( Fall of Saigon)を思い出さずにいられない世代ですが、同時にThis HeatのSaigon Fall(Fall of Saigon)も連想してしまいます。そんな危ういような、きな臭い様なイメージをどうしても持ってしまうのですが、音楽は至ってヴェトナム的に明るいように思います。インド風な側面があるとの興味深い情報から探り始めましたが、今日のところはこれまでとそれ程変わりない、むしろシナ風味に近いものが感じられる音楽が多く見つかりました。
明日は所用のためブログはお休みしますm(_ _)m

Traditional Vietnamese music at the Rex Hotel, Saigon

Traditional Music in Saigon, Vietnam

Saigon Traditional Music

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2014年5月26日 (月)

Gong in the Central Highlands

ムノン・ガルのゴングが、とても素晴らしいので、出来るだけ多くの人に見てもらえたらと思い、1日飛ばしました。サイゴン(現在はホーチミン)など南ヴェトナムの音楽には、インド音楽の影響があると聞いていたので、探ってみようと思いますが、その前にもう一度中部高原のゴングです。様々な奏法や、シチュエーションが見て取れる興味深い一本です。

Cultural Space of Gong in the Central Highlands - vietnamtravelnews.org

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2014年5月22日 (木)

Musique Mnong Gar

このジャケットの盤が以前にありました。OcoraのLPかなと思いますが、はっきり分りません。とにかく、インドネシアのとは全く異なる、妙なるゴングの音です。

Musique Mnong Gar [Vietnam] - Flat Gong Sets

やはりオコラのアナログ盤の音源でした。CD化はされていないように思います。以下はエスニック・ディスク・ガイド ぱお600(白夜書房)のレビューから
ヴェトナム南部、メコン河の一支流近辺に住む、ムノン・ガル(森の人)と呼ばれる少数民族の音楽の現地録音である。焼畑を行い、アニミズムを信じる彼らにとって、音楽の持つ呪力は大変重要なのだ。とりわけ精霊に犠牲、特に水牛を捧げる場合に演奏されるゴングの合奏は衝撃的で、A面のほとんどを占めている。ムノン・ガルにとってゴングは貴重な財産でもあるのだ。(中略)録音の大半は1958年に行われたもので、今となっては大変貴重だと言えよう。

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2014年5月21日 (水)

ヴェトナム中部高原の少数民族

ゴングと言えば、インドネシアのバリやジャワのガムランのイメージが余りに強いと思いますが、これまでに見たようにインド東部やミャンマー、タイ、ヴェトナム中部や雲南にまでその分布が見られます。インドネシアより小規模なアンサンブルで、手に持って叩いていることが多いようです。今日の2本も、ゴングだけでなく色々な打楽器の織り成すリズムは、マライ・ポリネシア系らしい南洋の響きに近いものを感じます。リズムも踊りも、とにかく面白いです。
中部高原の少数民族関係では、Budaからエデ族の音源も出ていました。2本目の前半に出てくるのはエデ族では? 衣装に見覚えがありました。

Vietnam - Jun Village, Lak Lake, Gong Sounds and Traditional Dances

The Space of Gong Culture

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2014年5月20日 (火)

ヴェトナム中部のゴング

ヴェトナム中部のゴング関係がない思っていましたが、vietnam gongでyoutube検索したら、あっさりと見つかりました。口琴関係のリンクから、と頑なに思っていたのですが、実にあっけなく出てきました。しかしこういう映像まで上がっているとは、改めてyoutubeの底力を感じます。どうやらJVC World Video Anthology of Music and Danceの映像のようですが。
解説にあるように、Gialaiという少数民族(minority ethnic group)のcentral Vietnamでの1987年の映像とのこと。PLAYA SOUND盤(ヴェトナムとラオスのゴング)Caprice盤(ヴェトナムの音楽5~中部の高地と海岸の少数民族の音楽)で聞いたのは、正にこの辺りで、後者に入っていたジャライ族(マライ・ポリネシア語族)がこの映像の民族だろうと思います。インドシナにこういう素朴で美しいゴング音楽があることは、もっと知られて良いように思います。簡潔で分りやすい以下の英文解説は、JVCビデオのものでしょうか?
"These people are indigenous to the region, and their history goes back to the Bronze Age. Gongs are symbols of the wealth of teh family and tribe, and an essential feature of every ceremony and festival. The gongs are played in different combinations. In order to produce a sound that will travel as far as possible, the gongs are made of bronze mixed with silver and gold. Sometimes a melody is produced by coordinating gongs of different sizes, each played by a separate person. On other occasions, a variety of gangs are suspended from a frame and played by a single performer. Gongs with bosses are called cong, and those without are called chieng. The large barrel-shaped, double-headed drum is called po'mo'ng."

Upland Vietnam Bronze Gong Ensemble.mpg

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2014年5月16日 (金)

アシュレイ・タオのライヴ映像

昨日のモン(Hmong)族の女性歌手、アシュレイ・タオについて少し調べてみましたら、ホームページもフェイスブックもありました。アメリカのミネソタ在住だそうです。それでこの名前なんでしょうか。しかし、言葉と民謡の抑揚は現地のルーツをほとんどそのまま保っているのではと思いました。ヴェトナム、タイのどちらにルーツがあるのかが気になるところです。今日はぜひとも彼女の実演を見てみたいと思いましたので、3本上げておきます。一見都会的でエレガントなレディですが、歌声はモンそのもの。

Ashley Thao kwv txhiaj @2009

Lug Txaj - Ashley Thao

Ashley Thao - Lug Txaj - HUSA Culture Show 2013

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2014年5月15日 (木)

Ashley Thaoの歌声

最近見ていた映像のリンクに出てきたAshley Thaoという女性歌手、初めて名前を聞きます。モン(Hmong)族の歌手のようです。ここまでクリアに言葉の響きが分るのは、とても有難いです。モン(Hmong)の言葉の不思議な響きが、そのままメロディーに乗ったような印象を受けます。何とも不思議な発音が、あの口琴の響いた長閑な村の風景を思い出させてくれます。しかし、Ashleyとは随分西洋化された名前のようにも思います。

Ashley Thao Lug Txaj Vol. 3 track 2

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2014年5月14日 (水)

タイのHmong

モン(Hmong)族は中国南部の貴州省や雲南省、タイ、ラオス、ベトナムなどの山岳地帯に住んでいる少数民族ですが、ヴェトナム以外にも映像がありました。このドキュメンタリーはタイ北部のようです。冒頭ケーンのような管楽器が登場し、途中豚を捧げる儀式の辺りでは、ゴングらしき音も聞こえます。金属の盆を叩くような音です。そこでは、シャーマンの憑依らしき場面も確認できます。

Ancient HmongThai [Full part] ม้งโบราณ

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2014年5月13日 (火)

モン(Hmong)族の地

余りに温度差が激しくて、寒かった昨日の夜はダウンしておりましたm(_ _)m 一転して今日は初夏の暑さ。やっぱり暖かいのは有り難いです。
さて、ヴェトナム北部のモン族の口琴を見ておりましたので、少し他のフォークロア映像も入れておきます。聞こえてくる音楽には、雲南が近いということで、中華風味が感じられますが、柔らかい音色の管楽器(ダルブリード?)はインドシナ寄りにも聞こえます。2本目の長いドキュメンタリーは、自然に溶け込むような口琴演奏の秘密が垣間見えるような、女性の独唱で始まります。
中部ヴェトナムのゴングは、もう少し念入りに探さないと出てこなさそうです。

Hmong people in Vietnam

HMONG SAPA, VIETNAM 2011

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2014年5月 9日 (金)

モン(Hmong)族の口琴

中部ヴェトナムの少数民族のゴングなども探してみたいのですが、その前に再度北ヴェトナムから。こちらは明らかにモン(Hmong)族と分る女性の口琴演奏です。衣装に特徴があり、中国南部の貴州省や雲南省のミャオ族とも繋がりがあるそうです。
彼女の口琴演奏は静謐で、あたかも自然と交信しているかのような、そしてやはり喋っているかのような、印象的な演奏です。トラン・カン・ハイのこういう素朴な演奏も、もしやっていたら聞いて(見て)みたいものです。
2本目は3本くわえての熱演ですが、1本目のようなモン族の生活に自然に溶け込んだ音(あるいは音楽)からは、かけ離れて行っているように思います。

Đàn môi NCAS (Đàn môi H'mông)... NCAS jew's harp from Viet Nam Part 2

Duc Minh performs with 3 Hmong Jew's harp at the same time

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2014年5月 8日 (木)

ヴェトナム少数民族の口琴

そろそろGWモードから脱出して、ブログを続けます。
前に、父Tran Van Kheはヴェトナムの伝統音楽、息子Tran Quang Haiはヴェトナムの少数民族の音楽に重心をおいていると言えるのかも、と書きましたので、少数民族の口琴等の演奏はないものかと探しました。サパというのは北部のハノイの北西部にある町で、中国の雲南省に近いだけに少数民族が多いことで知られています。
モン(Hmonの方)族かミャオ族になるのでしょうか、この老婦人の妙技が見つかりました。口腔内を上手く使った、語るような味わい深い演奏です。ヴェトナムの少数民族には、口琴だけでなく、クメール~インドネシアへと繋がるゴングや、ケーンのような笛など、周辺諸国の中心的な楽器の原型のような楽器が見られます。この辺りの音源は、スウェーデンのCapriceのシリーズが優れていました。

Jew's harp being played in Sapa, Vietnam

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2014年5月 1日 (木)

口琴の超絶技巧 トラン・カン・ハイ、ラジャスタン

トラン・カン・ハイの口琴演奏を更に見ている内に、インド西部ラジャスタンの超絶技巧を見つけました。両面太鼓ドーラクとのデュオでのリズムの饗宴は凄まじいものがあります。おそらくランガだと思いますが、リズムにはモダンな前半(ロック風?)に対して後半では北インドのターラの複雑な展開を強く感じさせます。
ヴェトナムのトラン・カン・ハイも三つの弁のあるヴェトナムの竹製口琴で凄い技を披露しています。こちらはやはりヴェトナムの少数民族の大らかな一面が垣間見えるようです。同じ口琴を使っても音楽文化の違いでこれ程音楽性の違いが出るとは、改めて驚きました。民族音楽学者として、音楽家として活躍する彼のフランス語の上手さにもびっくりです。

Guimbarde (morchang) du Rajasthan

TRAN QUANG HAI plays a Vietnamese 3 tongue Jew's harp

TRAN QUANG HAI dans MAP: la guimbarde

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