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2014年6月

2014年6月30日 (月)

「魅惑のジャイポンガン」のイジャ・ハディジャー

ジャイポンガンと言えば、80年代にワーナーから「魅惑のジャイポンガン」という盤が出ていて、その中で歌っていたのがイジャ・ハディジャーという女性歌手でした。あの盤から30年ほど経ちますが、この人の動画も色々ありました。小編成の抑制が利いたガムラン(・ドゥグン?)をバックに、奥ゆかしい歌声を披露しています。一部のジャイポンガンにあるエロチックで際どい感じはほとんどなく、上品で幽玄な位に美しい歌声です。

Dasentra - IJAH HADIJAH

Hj.Idjah Hadidjah - SERAT SALIRA

h.ijah hadijah ( kidung ) jaipong jadul thn 80 an

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2014年6月27日 (金)

ジャイポンガンの踊り

スンダのジャイポンガンというジャンル名を聞くようになって30年近いと思いますが、女性の特徴ある歌唱とガムランの伴奏のサウンドのみが先行して、踊りは見たことがなかったと思います。小編成のガムランの伴奏に合わせて演じられるスンダの新作舞踊、ということなので、踊りを見なければ全く片手落ちでしょう。今回初めて見てみて、新作らしい大衆性も若干感じながら、格調と迫力を兼ね備えた艶っぽい舞台を見て、とても驚きました。

KEMBANG TANJUNG - JAIPONGAN LAYUNG GROUP

Jaipongan "Gentra Madya"

Jaipong - Daun pulus 17.flv

Jaipongan dance

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2014年6月26日 (木)

バンドゥン

西ジャワのスンダ地方の中心都市として思い出すのは、バンドゥンです。最近はバンドンという表記が一般的なようです。バンドン会議(第一回アジア・アフリカ会議)の行われた場所として有名で、高原都市のためどこか信州に似て見えるとどこかで読んだような気がします。それ以来どんな街なのか気になっていました。
今日のカチャピ・スリンの音階はソロッグだと思いますが、日本風にも聞こえなくはない音楽です。旅映像の方の音楽はジャイポンガンでしょうか? これもソロッグでしょう。まるで演歌です(笑)

Kacapi Suling - Hariring Kuring

TRAVEL: Bandung Raya Trip August 2012 - Part 1

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2014年6月25日 (水)

バリのスリン

今度はスリン(Suling)で検索したところ、バリ島のスリンの映像がいくつか出てきました。スリンと言えば、スンダの楽器というイメージが強く、バリの方にもあったかな?という位でしたが、見てみたらスンダのスリンより太さがあって音も幾分低い音域まで出る楽器でした。中東のネイや日本の尺八に近い音色を感じます。あった映像が、一つはチェロとのデュオ、もう一つはニューエイジ的なアレンジの中で使われていて、どちらも変り種と言えそうです。前者は中国風なメロディに聞こえます。バリのガムランの中で見つけたら、また注意深く聞いてみたいと思います。

Ciaaattt...Dwi Smara, Suling (balinese flute)

Soul Of Bali : Suling

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2014年6月24日 (火)

カチャピとスリン

今日はカチャピとスリンをクローズアップして見てみようと思いますが、オーソドックスなデュエットとそれぞれのソロを上げておきます。カチャピは1台でガムラン・ドゥグンのセットの様々な音をカヴァーしているように聞こえます。胴の長さで違うのでしょうか、低音も豊かな楽器であることがよく分ります。スリンの方は歌やルバーブなどの旋律楽器に対応していると見て良いのでしょう。こちらも音色のヴァリエーションを生み出すテクニックなど、色々と垣間見えます。

Ciaaattt...Kecapi Suling, Ayun Ambing

Tembang Lawas - Tembang Kecapi Cianjuran

Suling Sunda, Kabayan dari Anyer

diajar suling 1

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2014年6月23日 (月)

Ida Widawatiの歌声

今日はトゥンバン・スンダの名女性歌手イダ・ウィダワティの歌唱を上げておきます。数年前からCDでは基本的にフランス国内のみの発売に変ったため仕入れ不可になっているInedit盤がありました。バックのチアンジュラン・グヌン・サリは、カチャピ3台にスリン1本ですが、この編成はよく見かけます。2本目はトゥンバンではなく、ガムラン・ドゥグンのスタイルの伴奏です。3本目もドゥグンの伴奏だと思いますが、ジェゴグ(竹のガムラン)のようにも聞こえるパーカッションが入っています。4本目もドゥグンで、カチャピ・スリン伴奏のトゥンバンの歌手と言うイメージが強い人ですが、youtubeではカチャピ・スリンよりドゥグンが目立つように思います。

Cianjuran Gunung Sari - Ida Widawati (Akoer Lah).flv

Degung Ida Widawati Tonggeret

Kukupu vocal by Ida Widawati

Degung - Tilam Sono - Ida Widawati

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2014年6月20日 (金)

トゥンバン・スンダ

ジャワ西部スンダ地方のカチャピ(筝)とスリン(竹笛)と言えば、何と言っても古典歌曲トゥンバンの伴奏楽器として有名です。しっとりとした風情の音楽は、日本人にぴったり、しっくりくる民族音楽の一つかも知れません。ソロッグ音階は純邦楽の都節音階にそっくりですし、何よりも琴と尺八を強く連想させます。例の87年の成澤さんの番組でも紹介されていたと思います。1時間を越える男女のデュエットがありましたので、じっくりお楽しみ下さい。

TEMBANG - Mamah Dasimah

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2014年6月19日 (木)

アンビエントなガムラン・ドゥグン

ジャワの方に戻ります。スンダ地方のガムラン・ドゥグンですが、確か97年頃に出た廉価輸入盤に、アンビエント・ミュージックと聞き紛うような盤がありました。youtubeに丸々一枚アップされていました。ジャワの踊り子のジャケットが印象的で、ずっと静止画像で出ています。こういうライト・クラシカル音楽があるのが面白いなと思ったものです。メロディは流行歌など色々な所から取られているようです。
バリの鮮烈なガムランの音だとアンビエントにはなりにくいと思いますが、スンダの穏やかな音楽なら可能だろうと思います。インドネシア盤にも色々類似の演奏がありましたが、やはり15年余り前の情報のみです。最近はどうなのでしょうか。

Degung Sundanese Music of West Java

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2014年6月17日 (火)

バリ島 ウブドのガムラン

ここでジャワのガムランとの比較のため、先回りしてバリのガムラン音楽を少し見てみましょう。芸能の村として有名なウブドのガムラン・アンサンブルの演奏です。明るく澄んだ音色のグンデルと、曇った音のグンデルが向かい合わせになって演奏しています。この音色の違いが、とても印象的に響きます。非常に華やかで鮮烈な音楽です。終わりの辺りからバリ舞踊の女性が登場。

Balinese Gamelan in Ubud Palace

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2014年6月16日 (月)

ガムラン・ドゥグンとカチャピ・スリン

今日はジャワ島西部、スンダ地方のガムラン・ドゥグンとカチャピ・スリンの音楽です。ガムラン・ドゥグンは、中部ジャワのガムランの壮麗さ、壮大さとは異なる、小編成のしっとりした響きがあります。ガムランも小さいように見受けられます。
スンダ音楽の音階はスレンドロ、ペロッグ以外に、ソロッグという音階がよく聞かれます。これは日本の都節に近い哀感溢れる艶美な節回しで、江戸系邦楽や昔の演歌を聞くような、不思議な懐かしさを覚えさせるものがあります。間のアジア諸国にはほとんど全く見出せないのに、これだけ離れたジャワに似た旋律があるのは、何とも不思議です。カチャピと竹笛スリンは、琴と尺八を思わせるところがあります。2本目のカチャピ・スリンと歌による演奏(トゥンバン?)が、ソロッグに当るでしょう。
私がガムラン・ドゥグンやカチャピ・スリンを初めて知ったのは、87年のNHKFM「世界の民族音楽」の故・成澤玲子氏の番組だったように記憶しています。当時はスレンドロをサレンドロと言っていましたが、3つの音階についての解説もあったと思います。

Java Gamelan degung

Kacapi Suling - Kulucu Malati - asepsumardi

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2014年6月12日 (木)

クラトンのガムラン

ジャワの古都ソロ(スラカルタ)のススフナン王家はクラトンと呼ばれていて、200年前から伝承されてきた秘蔵の曲を収めたのが、キングの「ジャワのガムラン~王宮の伝説」(現在のシリーズでは「中部ジャワ/ソロ、ススフナン王宮のガムラン」)でしたが、今日の映像はその同じクラトンのガムラン音楽のようです。
キング盤はスリンピ・サンゴパティという王女達の舞踊曲が収録されていましたが、今日の映像ではムハンマドの生誕の日に演奏される、イスラム教の思想を取り込んだガムラン音楽のSEKATENが演奏されているようなので、大人気のイタリアのレーベルFelmayの中部ジャワのガムラン・シリーズのVol.14と重なる内容なのかも知れません。

Gamelan Sekaten, Keraton Surakarta, Central Java, 2013

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2014年6月11日 (水)

チェロ、ルバーブ、更にガムランも

ここ数日見たように、本場以外でもガムラン演奏は盛んで、日本でも音大やその他サークル?が沢山あるようです。私も知り合いから誘われたりもしますが(ソロのガムランらしいので心引かれるものがあります)、やはり関東が多いみたいなので、今の所実現する事無く来ています。
さて今日の映像では、先日チェロとルバーブを弾いていた人が、どうやらガムランも叩いているようです(中央右)。Daniel Furutaという男性ですが、日米ハーフでしょうか? こういう試みは、バリ音楽よりもジャワの音楽の方が多く見受けられるような気がします。ジャワの音楽から大きな影響を受けていたアメリカの現代作曲家ルー・ハリソンなどの活動の延長にあるムーヴメントなのでしょうか?

Gendhing Bonang, Babar Layar from Klenengan

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2014年6月10日 (火)

ジャワ・ガムランの中のルバーブ

昨日のチェロ演奏の元になっていると思われるのは、今日の擦弦楽器ルバーブで、フレージングが似ています。明記されていませんが、演奏者も同じでは。昨日と同じ米国ミネソタの楽団の演奏です。ルバーブ(確かレバーブという表記もありました)は、胴が心臓の形をしたスパイク・フィドルで、ルーツはその名の通りアジアのイスラーム圏にあると思われます。(ウイグルやアフガニスタンでは撥弦楽器ですが)ガムランの楽団の中にあって、歌に近いフレージングが可能なルバーブは、主旋律担当と言って良いのでは。

Gamelan Gendhing Condronoto

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2014年6月 9日 (月)

ジャワ・ガムランとチェロ

伊藤さんの音楽を聞いて、最近のジャズと言うのは、とても洗練された都会的でコンテンポラリーな側面があるという印象を持ちました。ジャズ本来の荒々しさは陰を潜めているようにも思います。私の30代の従姉妹からもジャズが好きと聞いて意外に思ったことがありますが、似た傾向の音楽を好んでいるのかも知れません。
たまたま最近見ていたジャワ音楽とチェロ独奏とのコラボという珍しい映像がありましたので、並列してみましょう。ジャワの音楽の微分音を上手く表現しているように思います。チェロでは音の並びがヴァイオリンの約倍の広さがありますので(指一つ分開けるヴァイオリンの全音の幅が大体チェロの半音)、微分音はその気になれば容易に出すことが可能です。微分音を用いるアラブ音楽でも、特に楽団では重要な楽器の一つです。
ここで演奏されているのは、沖縄音階に似たペロッグ音階の作品です。面白い試みです。

Ketawang Sari (pelog pathet limo) composed by Joko Sutrisno

From a concert at the MacPhail Center for the Arts in Minneapolis, Minnesota by the Sumunar Gamelan Ensemble featuring a cello solo by Daniel Furuta, June 7, 2010.

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2014年6月 6日 (金)

伊藤志宏 & 3 cello variation

昨晩は西条の知人に誘われて、新居浜のチェロ友と3人で、ジャズピアニスト伊藤志宏さんと3 cello variationの新居浜でのライブに行ってきました。予想を遥かに上回る面白いコンサートで、30人ほど限定の贅沢な小ホールでたっぷり堪能しました。
セロニアス・モンクを聞いてジャズに目が向いたという伊藤さんの音楽を聞くのは初めてでしたが、キース・ジャレット、チック・コリア、ウィンダム・ヒル、ペンギン・カフェ・オーケストラ、サティ、フランス近代、ミニマル・ミュージック等、色々な音楽の影響が感じられる洒落た音楽でした。余りに洒脱でジャズの泥臭さはほとんど皆無に近いようにも思いました。
女性チェロ・トリオは華やかで、音色が実に美しかったです。3人ともウルフキラー(チェロ特有のノイズを抑える器具)を付けてなかったので、閉演後に聞いたら「ウルフは出て良いんです」みたいなお返事でした。弓を大きく軽めに使って、余り弦に押し付けなければ、ジャンル的にもウルフは気にならないのかも知れません。
5日の新居浜アンデルセン・ホールを皮切りに、全国を回られるようです。強力お薦めです!

タペストリア/伊藤志宏 3 cello variation

ジャズピアニスト伊藤志宏が
全曲書き下ろしのオリジナルを3人のチェリスト共に奏でる。
女優 緒川たまきをゲスト(朗読)に迎えた
妖艶かつ耽美な音の短篇集。

ピアノ 伊藤志宏
チェロ 平山織絵
チェロ 井上真那美
チェロ 島津由美

タペストリア リリース ライブ ツアー
6/5(木) 新居浜 アンデルセンホール
6/6(金) 岡山 城下公会堂
6/7(土) 神戸 クレオール
6/15(日) 大塚 GRECO
6/16(月) 大塚 GRECO
7/11(金) 名古屋 Doxy
7/12(土) 大阪 ミスターケリーズ
7/13(日) 浜松 ハァーミットドルフィン
8/17(日) 渋谷SARAVAH東京

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2014年6月 4日 (水)

Instruments of the Javanese Gamelan

今日はジャワのガムランの各楽器をクローズ・アップした映像です。影絵芝居の伴奏で有名なグンデル(Gender)や各種ゴングなどの奏法が確認できます。ジャワのガムランの調律は、スレンドロとペロッグのどちらかと言うことなので、もう一つの有名な音階であるソロッグが抜けていますが、演奏される音階にはあっても調律は二つの内どちらかということなのかも知れません。
ソロッグは日本の都節に似ていて、ジャワ西部のスンダ地方の音楽には頻繁に出てきます。各音律について、ペロッグ音階は日本の沖縄音階、スレンドロ音階は律・民謡音階、マドゥンダ音階は都節音階に似ているとも言われますが、マドゥンダというのはソロッグと同じでしょうか? いずれにしても、西洋の平均律から外れた音が含まれます。あるいは、インドシナの場合と同じくオクターブ7均等割りなら、ほとんど全てが平均律からずれていると言えるでしょう。
スレンドロ音階のウィキペディアに「この音階を初めて聴いたクロード・ドビュッシーやコリン・マクフィーは早速自作の中で十二平均律の中から五つ選んだ擬似スレンドロで作曲した。当然のことながら、これは本家のスレンドロの感覚をほとんど感じさせてはくれない。」という興味深いエピソードがありました。(余談ですが、スレンドロは25年くらい前まではサレンドロと呼ばれていたように記憶しています)
明日の夜はコンサートに行くことにしておりますので、ブログはお休みしますm(_ _)m

Instruments of the Javanese Gamelan

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2014年6月 3日 (火)

ジャワのガムラン

一口にインドネシアと言っても、スマトラだけで日本と同じ面積という大きな国で、音楽も島ごと地方ごとに多様ですから、どこから入るか迷うところですが、まずはジャワやバリのガムランを少し見てから他に行ってみようと思います。多分ガムランと言えばバリ島のスピード感溢れる音楽が一番有名でしょうが、ジャワのガムランのしっとりした味わいの方が、個人的には好きですね。皆さんはいかがでしょうか。2本目は欧米人中心のAmadinda Percussion Groupによる演奏ですが、ジャワ、スンダ(西ジャワ)、バリのスタイルを順番に演奏しているようです。
音源はこちらに色々アップしていますが、まだまだ現地盤など無数に出ていると思います。

Gending Musik Jawa (Gamelan Jawa) - Javanese Gamelan

Indonesian gamelan medley from Java, Sunda and Bali

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2014年6月 2日 (月)

カンボジア舞踊再び

インドシナの音楽巡りも随分長く続きましたが、そろそろこの辺りで次に行きたいと思います。次はインドネシアを予定しています。インドシナ半島の中で比較的長くかけなかったカンボジアの音楽と舞踊を見て締めたいと思います。伝統音楽に関わる者も多く虐殺されたと言う悪夢のポルポト時代から40年ほど経ち、見事に復活した伝統音楽と舞踊の音源も届くようになって来ています。美しく典雅な踊りと、ピーパットのようなゴングを含む音楽スタイルのルーツとも言うべきカンボジア音楽は、本家本元の美しさを誇ります。

Robam Makor

Robam Apsara

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