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2014年6月 4日 (水)

Instruments of the Javanese Gamelan

今日はジャワのガムランの各楽器をクローズ・アップした映像です。影絵芝居の伴奏で有名なグンデル(Gender)や各種ゴングなどの奏法が確認できます。ジャワのガムランの調律は、スレンドロとペロッグのどちらかと言うことなので、もう一つの有名な音階であるソロッグが抜けていますが、演奏される音階にはあっても調律は二つの内どちらかということなのかも知れません。
ソロッグは日本の都節に似ていて、ジャワ西部のスンダ地方の音楽には頻繁に出てきます。各音律について、ペロッグ音階は日本の沖縄音階、スレンドロ音階は律・民謡音階、マドゥンダ音階は都節音階に似ているとも言われますが、マドゥンダというのはソロッグと同じでしょうか? いずれにしても、西洋の平均律から外れた音が含まれます。あるいは、インドシナの場合と同じくオクターブ7均等割りなら、ほとんど全てが平均律からずれていると言えるでしょう。
スレンドロ音階のウィキペディアに「この音階を初めて聴いたクロード・ドビュッシーやコリン・マクフィーは早速自作の中で十二平均律の中から五つ選んだ擬似スレンドロで作曲した。当然のことながら、これは本家のスレンドロの感覚をほとんど感じさせてはくれない。」という興味深いエピソードがありました。(余談ですが、スレンドロは25年くらい前まではサレンドロと呼ばれていたように記憶しています)
明日の夜はコンサートに行くことにしておりますので、ブログはお休みしますm(_ _)m

Instruments of the Javanese Gamelan

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