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2014年6月 9日 (月)

ジャワ・ガムランとチェロ

伊藤さんの音楽を聞いて、最近のジャズと言うのは、とても洗練された都会的でコンテンポラリーな側面があるという印象を持ちました。ジャズ本来の荒々しさは陰を潜めているようにも思います。私の30代の従姉妹からもジャズが好きと聞いて意外に思ったことがありますが、似た傾向の音楽を好んでいるのかも知れません。
たまたま最近見ていたジャワ音楽とチェロ独奏とのコラボという珍しい映像がありましたので、並列してみましょう。ジャワの音楽の微分音を上手く表現しているように思います。チェロでは音の並びがヴァイオリンの約倍の広さがありますので(指一つ分開けるヴァイオリンの全音の幅が大体チェロの半音)、微分音はその気になれば容易に出すことが可能です。微分音を用いるアラブ音楽でも、特に楽団では重要な楽器の一つです。
ここで演奏されているのは、沖縄音階に似たペロッグ音階の作品です。面白い試みです。

Ketawang Sari (pelog pathet limo) composed by Joko Sutrisno

From a concert at the MacPhail Center for the Arts in Minneapolis, Minnesota by the Sumunar Gamelan Ensemble featuring a cello solo by Daniel Furuta, June 7, 2010.

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