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2014年7月 3日 (木)

ソロッグのトゥンバン

先月の20日にトゥンバン・スンダを取り上げた時はペロッグの曲だったと思いますので、ソロッグ音階と思われる歌唱を上げておきます。この曲などは、正に純邦楽の曲を聞いているのかと錯覚する程、似た雰囲気を持っています。楽器だけ見ても、カチャピは琴、スリンは尺八にそっくりです。
何故これ程似た音楽があるのか、いつも不思議に思いますが、インドネシアの主要民族であるマレー系のルーツの地が、台湾にある説が有力であることと関係があるのかも知れないと思うことがあります。台湾から近い奄美の民謡でもヨナ抜き短音階~都節風な旋律がありますが、都節のルーツは本土ではなく奄美だったりしたら・・と思ったり。
一方ペロッグ音階は沖縄音階に似ていますから、こちらも南伝と見て良いのでは。そうなると、沖縄音階の方が本土まで来なかったのは何故かというのも気になってきます。もう一つ最大の焦点は、マレー系の中でも何故スンダ地方にだけ都節風があるのかという点です。

Tembang Sunda Cianjuran: Cinta Waas, Gawil, Rumingkang, Panutup Sengot

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