ブンガワン・ソロ
今日はクロンチョンの代表曲ブンガワン・ソロです。同名のインドネシア料理店が昔六本木にありました。まずそのことを思い出す人も多いかも知れません。
お聞きになればすぐ分かると思いますが、ハワイアンやブラジルの音楽にかなり似ています。ウクレレとカヴァキーニョの類似にも表れているように、どちらもポルトガルの音楽文化が重要なルーツとしてあります。
インドネシアを支配していた東インド会社と言えば17世紀にオランダが設立、20世紀半ばまで続きましたが、その前の16世紀にはポルトガルがインドネシアの島々を支配していました。長いオランダ支配の時代を越えて、音楽においては今でもポルトガルの影響が残っているということになるのでしょう。逆に言えば、オランダからの音楽での影響は何かあるのか、気になるところでもあります。
ブンガワン・ソロとは、ジャワ島中部を流れる「ソロ川」を意味しますが、ソロ(スラカルタ)は中部ジャワのガムラン音楽の中心地でもあるという点が面白いと思います。全くタイプの異なる音楽ですから。
Bengawan Solo
Bengawan Solo - Sundari Soekotjo (Official Video)
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