« 2014年7月 | トップページ | 2014年9月 »

2014年8月

2014年8月27日 (水)

Bhagavad Gitaの踊り

このとても古そうに見えるジャワ舞踊の音楽もK.R.T.Wasitodiningratが関わっているそうです。現在はイスラームが中心の国インドネシアですが、ここで踊られている内容は、ヒンドゥー教の聖典バガヴァッド・ギーターによるものらしく、文化の古層にはヒンドゥー教が残っているところが興味深いです。言語においてもインドネシア語とジャワ語等の二重構造になっていて、そういう点でも面白い国です。

A Javanese Alus Style Dance: Bhagavad Gita

Live performance by Mimi and Lesandre, San Francisco, CA. Choreography by Mimi and Lesandre, with gratitude to our Javanese dance teachers I. Nyoman Wenten, Nanik Wenten, Martati Harnanto, B. Suharto. Music credit: Pura Paku Alaman, Jogyakarta Gamelan, directed by K. R. T. Wasitodiningrat.

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年8月25日 (月)

The Music of K.R.T.Wasitodiningrat

今日の一本に出てくる冒頭のモノクロ映像は、かつてドイツのレーベルCMPから出ていたThe Music of K.R.T.Wasitodiningratのジャケットに出ていた写真です。ワスィトディニングラッ(最後のT音が抜けてこういう表記になるようです)とは、ジョクジャカルタの宮廷音楽家の家系に生まれたPak Cokro(パク・チョクロではなくパ・チョクロのようです)の宮廷音楽家としての正式名称で、彼はアメリカでも教鞭をとり多くのアメリカ人ガムラン研究者を育てました。
ジャワの古典的な合唱とガムラン楽団による彼の新作ガムラン音楽は、古典の形式に則りながらも、どこか清新な響きがあります。特に両面太鼓の入り方やリズムがフレッシュで目立つように思いますが、そもそもこういう男女コーラスや斉唱のかけあいのスタイルは、彼が始めたようです。このスタイルは現在ではジャワの新作ガムランの典型になっています。

Lancaran Orde Baru, pelog barang (by KPH Notoprojo, aka Pak Cokro)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年8月22日 (金)

阿波踊り 総踊り

お盆は終わっても阿波踊りのリズムが頭の中で鳴っていて、名残惜しいですが今回で取りあえず終えて、来週からジャワの方に戻ります。
総踊りという映像がありました。期間中毎晩22時過ぎより阿波踊り振興協会所属の連全てによる総踊りが繰り広げられるそうです。各連のお囃子が並んで賑やかに囃す間を、艶やかな女踊りから大行列。これは壮観と言う他ないです。先日は日帰りだったため、10時半までいるのは難しく、この総踊りを見逃してしまったようです。演舞場は藍場浜で見ましたが、南内町の方で総踊りがあるらしいので、次回は是非! ビデオの解説に、南内町の演舞場で映画『眉山』の撮影が行われたとありましたが、この映画も気になります。
2本目の出演連:【阿波おどり振興協会】 阿呆連、阿波鳴連、阿波連、浮助連、うずき連、ゑびす連、扇連、さゝ連、新ばし連、天­水連、天保連、のんき連、葉月連、水玉連、無双連、若獅子連

阿波踊り 総踊り (徳島南内町演舞場)

「総踊り」最終日!迫力のフィナーレ!南内町演舞場 徳島阿波おどり2012

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年8月20日 (水)

苔作

パーカッシヴな連の代表格、苔作の映像もありました。例の「ぞめき参」に彼らの演奏が入ってました。鉦も太鼓も、阿波踊りのリズムの極限まで行っている感じ。演奏だけでなく、踊りがちゃんと付いているのが良いです。このど迫力の演奏、生で見てみたいものです。

2012阿波踊り最終日 苔作

阿波踊り 苔作 徳島

■苔作■ 2011高円寺 中央演舞場

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年8月19日 (火)

阿波踊りの太鼓と鉦

今回行った時には見れなかったのですが、ほとんど太鼓と鉦(かね)のみによるパーカッシヴな演奏があります。三味線、笛、「よしこの」の唄を外すと、これ程アグレッシヴになりうるのかと、確か15,6年前に見た時は衝撃を受けたものです。その時にBSで見た鉦奏者の方が、ぞめきシリーズの3枚目のジャケットに出られていました。こういうタイプの演奏は、おそらく演舞場ではなく、ストリートで演じられているのでしょう。youtubeが何本かありました。

阿波踊り 2013 鳴り物

2009年阿波踊り 衝撃の太鼓!! dance 祭り 感動 衝撃映像

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年8月18日 (月)

阿波踊り

お盆期間中は、13日だけ晴れるらしいと天気予報を聞いて、松山道~徳島道と3時間ほど車を走らせ、本場徳島の阿波踊りを日帰りで見てきました。15,6年前から行ってみたかったので、やっとこさの実現です。演舞場では有名連の蜂須賀連、阿呆連、娯茶平が特に素晴らしかったです。今日の一本は、去年の娯茶平のyoutube映像。
外に出ると有名無名連があちらこちらでストリートライブ。いやはや大変な熱気、大盛り上がりでした。数年前に久保田麻琴氏のプロデュースの「ぞめき」シリーズが出た頃から、ワールドミュージック界隈でも人気が出てきている阿波踊り。高円寺がイギリスなら、徳島はジャマイカと、レゲエに喩える意見もあります。東京の大学連の中には、母校の連を見つけました。(蕎麦家の中まで聞こえてきた「よしこの」の素晴らしい歌声が誰だったのか? またソウルフラワーの中川氏かと聞き間違えたブルース混じり風の歌唱も強く印象に残っています)
徳島出身の妻と徳島の風土を愛したモラエスの資料を集めたモラエス館にも行けて大満足。同じ眉山山頂にはビルマの仏塔(平和記念塔)もありました。
そんな訳で、お盆期間中はブログ全休になりましたm(_ _)m

娯茶平~2013年阿波踊り 市役所前演舞場

モラエス館 - 地域情報動画サイト 街ログ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年8月11日 (月)

チルボンのガムラン

西ジャワと中部ジャワの境に位置する北ジャワのチルボンには、青銅製とは一味違う鉄製ガムランがあります。音源としては、ほとんどキングの盤のみで知られている状態だと思いますが、youtubeは色々ありました。鉄製ですから涼しげな音色が際立ちます。仮面も独特です。
スランギット村の映像が4本ありましたが、この村のガムラン・グループが1989年に来日した際の録音が、上記のキング盤です。1本目が、その一部です。
お盆休みは15~17日ですが、今週はその前からブログアップが飛び飛びになるかも知れませんm(_ _)m

Jipang Walik (HQ)

JAVA CIREBON SLANGIT PART 1

JAVA CIREBON SLANGIT PART 2

JAVA CIREBON SLANGIT PART 3

JAVA CIREBON SLANGIT PART 4

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年8月 8日 (金)

スラバヤ・ジョニー  ジャワの原子爆弾

中部ジャワのガムラン音楽の細部に分け入ってみようという試みでしたが、見ている内に更に分らなくなってきました(笑) 一つ分ったことと言えば、「クラトン」はスラカルタでの固有名詞のように使われることもあったように思いましたが、単に王宮の意味でも使われるようで、「ジョクジャカルタのクラトン」と言う場合はその意味になります。
そろそろ中部ジャワを離れて他に目を向けたいと思っています。今日はちょっと寄り道です。ジャワの東の方に目を向けるとスラバヤという町があります。スラバヤと聞くと、ほとんど反射的に思い出すのが、クルト・ワイル&ベルトルト・ブレヒト・コンビの「スラバヤ・ジョニー」。ジャワとどう関係があるのか、劇自体を聞いてないので何とも言えませんが、何か東洋への憧れの反映なのかも知れません。この曲、フランスではボリス・ヴィアンがフランス語の歌詞を付け、カトリーヌ・ソヴァージュが歌っていますが、ボリス・ヴィアンと言えば「原子爆弾のジャワ」(あるいは「ジャワの原子爆弾」?)という歌も歌っていたのを思い出しました。遠い異国への憧憬(か何か)を思わせる2曲です。
クルト・ワイルの妻ロッテ・レーニャと、ボリス・ヴィアン自身の歌唱で。

Lotte Lenya - Surabaya Johnny

Boris Vian - La java des bombes atomiques

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年8月 6日 (水)

ジョクジャカルタのガムランとペロッグ

同じ中部ジャワでも、内陸のスラカルタと、インド洋に面したジョクジャカルタのガムランの違いはどこにあるのかが気になるところです。もう少しジョクジャカルタの方を見てみましょう。沖縄音階に似たペロッグが多いように思いますが、どうでしょうか? 今日の3本は、全てペロッグ音階に聞こえます。他にもクラトンがジョクジャカルタにも出てきたり、色々と謎は多いままです。

Javanese Dance and Gamelan from Yogyakarta

Gamelan Performance (1) - by Laras Nusa (from Institut Seni Indonesia, Yogyakarta)

new concert of gamelan music, Kraton of Yogyakarta - My Indonesia 51

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年8月 5日 (火)

クラトンのゴングとグンデル

もっと中部ジャワのガムランのゴングやグンデルをクローズアップした映像を探してみたら、クラトンの映像もいくつかありました。秘伝のイメージのあるクラトンのガムランの幽玄美を映像で確認できるとは、20年位前までは考えられませんでした。
イタリアのレーベルFelmayの「中部ジャワのガムラン」シリーズが大人気と前に書きましたが、Vol.6にははっきりクラトンと書かれていました。このシリーズの他のタイトルも、おそらくジョクジャカルタよりスラカルタ(ソロ)が多いのではと思います。
今日の2本目は前にも上げたことがあったと思います。4本目はクラトンとありますが、ジョクジャカルタの方のガムランのようです。こちらだけ音階はペロッグに聞こえます。

Tabuh Gamelan Sekaten Keraton Kasunanan Surakarta Hadiningrat

Gamelan Sekaten, Keraton Surakarta, Central Java, 2013

Gamelan of Keraton Surakarta, indonesia

Kraton Gamelan Orchestra

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年8月 1日 (金)

スリンピの踊り

中部ジャワ、スラカルタ(ソロ)のガムラン音楽の方に戻ります。キングの「中部ジャワ/ソロ、ススフナン王宮のガムラン」に入っていたのは、スリンピ・サンゴパティという舞踊曲でしたが、今日の映像もスリンピの踊りとあります。
キング盤の解説には以下のようにありました。「スリンピはクラトンの中で行われている様々なタイプの舞踊の一つで、静かでなめらかな動きを特徴とする女性4人の踊りである。SrimpiのSriは王を、impiは夢を意味する。(中略)クラトンには現在10種類のスリンピが伝承されているが、そのおのおのは伴奏曲によって個別化され、その歌詞の内容に、動きのフレーズがごく象徴的に対応する。スリンピの動きのフレーズは中部ジャワの舞踊の中でも特にヴァリエーションが豊富で、現在の女性舞踊の尽きせぬ源泉となっている。」
今日の映像でも、ノーブルなガムランの音色、コーラス、舞踊のいずれも、典雅な美しさの極みを示していると思います。

SRIMPI DANCE Klasik LUDIRA MADU. Live From KERATON SURAKARTA. By Wahyu

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2014年7月 | トップページ | 2014年9月 »