スラバヤ・ジョニー ジャワの原子爆弾
中部ジャワのガムラン音楽の細部に分け入ってみようという試みでしたが、見ている内に更に分らなくなってきました(笑) 一つ分ったことと言えば、「クラトン」はスラカルタでの固有名詞のように使われることもあったように思いましたが、単に王宮の意味でも使われるようで、「ジョクジャカルタのクラトン」と言う場合はその意味になります。
そろそろ中部ジャワを離れて他に目を向けたいと思っています。今日はちょっと寄り道です。ジャワの東の方に目を向けるとスラバヤという町があります。スラバヤと聞くと、ほとんど反射的に思い出すのが、クルト・ワイル&ベルトルト・ブレヒト・コンビの「スラバヤ・ジョニー」。ジャワとどう関係があるのか、劇自体を聞いてないので何とも言えませんが、何か東洋への憧れの反映なのかも知れません。この曲、フランスではボリス・ヴィアンがフランス語の歌詞を付け、カトリーヌ・ソヴァージュが歌っていますが、ボリス・ヴィアンと言えば「原子爆弾のジャワ」(あるいは「ジャワの原子爆弾」?)という歌も歌っていたのを思い出しました。遠い異国への憧憬(か何か)を思わせる2曲です。
クルト・ワイルの妻ロッテ・レーニャと、ボリス・ヴィアン自身の歌唱で。
Lotte Lenya - Surabaya Johnny
Boris Vian - La java des bombes atomiques
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