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2014年9月11日 (木)

西スマトラ ミナンカバウのサルアン

今度はスマトラ西部です。スマトラだけで日本より大きい訳ですから、地方ごとに色々な文化が見られます。西スマトラに住むミナンカバウ族に、サルアンという竹笛がありますが、中東のナイと北インドのバンスリのあいのこのような柔らかく深い音色は非常に印象的です。長差は70センチほど、指孔は4つで、歌口のない、ただの竹筒を循環呼吸で吹くそうです。サルアンの伴奏で歌われる四行詩が、ミナンカバウのサルアン・ジョ・ドゥンダンという芸能で、歌に寄り添う演奏スタイルは、イランのネイと歌、日本の尺八と民謡、ハンガリーのカヴァルと歌等に通じるものがあります。
音源としては、今の所キング盤「西スマトラの音楽 ミナンの風」だけかも知れません。(現在のWorld Roots Music Libraryシリーズからは外れてしまいました)

saluang klasik SAWIR SUTAN MUDO

Suntiang Patah Batikam - Asben

Ratok Sianok Sajak Indak Bainduak

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