スラウェシ(セレベス)
ジャワを回っている時に影絵芝居(ワヤン)の音楽を取り上げ忘れていましたが、バリに行く前に見ることにして、今日から少しスラウェシ島の音楽を見てみようかと思います。
スラウェシ島は、ボルネオ(カリマンタン)の東、ジャワやバリより東のスンバワやフローレスの北辺りにあり、植民地時代はセレベス島と呼ばれていました。私も長らくセレベスの方が馴染んでいましたが、それはこの島が原産地であるセレベス芋のイメージが強かったからかも知れません。アメーバのような形をしていますが、面積は日本の半分程もあり、そのため「各地域は交流が少なく独自性が強くなり、長らく島としての一体性が弱かった(ウィキペディア)」そうです。20年位前に南部の中心都市マカッサル(旧称ウジュン・パンダン)の話を知人から色々聞いたことを思い出します。ダム事業で赴任していたそうなので、土木の話が中心でしたが。
この南部スラウェシの音源がSmithsonian Folkwaysから出ていました。この盤に入っていた弦楽器は、また探すことにして、今日の映像ですが、このGanrang Buloという滑稽なダンスは、しばしば政治批判が含まれているようです。戦時中は批判が日本の軍隊に向けられていたとか。どこかブラジルのBaile Funkに似て聞こえます。
Ganrang Bulo Makassar's Traditional Dance
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