Nexus Percussion & Sepideh Raissadat
今日はちょっとペルシア音楽の話題です。フランスのBudaからのアンサンブル・モシュタークとの2枚(14 Cheerful piecesとTambour Inopine)が素晴らしかった女性歌手セピデー・ライサダットのセタール弾き語りに、何と現代音楽方面で名高いパーカッション・アンサンブルのネクサスが共演。ライサダットの余りに美しく清々しい歌声はBuda盤の通りですが、そこにネクサスが加わるとは!誰が想像したでしょうか。この動画は先日フェイスブックで知りました。インタビュー付きの1時間の映像(こちらはyoutube)と併せて上げておきます。今年のノウルーズ(イラン歴の新年。今年は3月21日から)を祝う、カナダはトロントでのスペシャル・プログラムの映像だそうです。新年らしい晴朗なマーフール旋法の歌声が余りに余りに・・美しいです!
このタスニーフ(歌曲のような形式)は、ヤフヤ・ザッリンパンジェの作曲ということも、今回初めて知りました。この人は1897年生まれの往年のタールの名手で、同年代のムーサ・マアルフィとのタール・デュオ録音が残されています。
Tasnif "Ze Farvardin"
Nexus Percussion & Sepideh Raissadat
Composition: Yahya Zarpanjeh
Lyrics: Mohammad-Taqi Bahar
Arrangement: Russell Hartenberger
Nexus Percussion: Russell Hartenberger, Bill Cahn, Bob Becker, Garry Kvistad
Vocalist & Setar: Sepideh Raissadat
Recorded at Walter Hall (University of Toronto) March 2015 by VOA Persian, Nowruz 2015 special program
https://www.facebook.com/video.php?v=929324623768408
演奏の部分のみ。
Sepideh Raissadat - Nowruz Program 2015
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