馬頭琴による南部牛追唄
忘れられない、忘れてはならない3.11も後少しになりました。毎年恒例になっていますが、今年も南部牛追唄を上げておきます。この曲はレクイエムのように聞こえて仕方ないと、2011年以来書いてきましたが、何年経っても同じ思いです。
1本目は変り種で、モンゴルの馬頭琴(モリンホール)での演奏ですが、元々この楽器は日本の追分や馬子唄に似た、こぶしたっぷりのモンゴルの伝統歌オルティンドーなどの伴奏をしているだけあって、実にぴったりはまっています。「草原のチェロ」とも形容された高過ぎない音域で朗々と歌う節の美しさに聞き惚れました。
若手民謡歌手の福田こうへいさんが、南部民謡の大家・福田岩月のご子息で、南部民謡界のサラブレッドであることは去年も書きました。2本目では、彼のヒット曲の間に餡子のように南部牛追い唄が挿入されています。やっぱり素晴らしいという他ないです。
南部牛追い唄 NAGISA/馬頭琴
福田こうへい 南部牛追い唄を歌う
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