フィンランド女性の歌うモルドヴィン・ポリフォニー
フィンランドのヴァルティナの歌に、モルドヴィンなどロシア連邦内のウラル民族の歌に共通するものを感じる云々書いたことを裏付けるような一本がありました。以下の英文解説にあるように、モルドヴィンの言葉はフィンランド語と密接な関係にあり、それぞれの言葉で喋って相互理解が可能ではないかとさえ考えられているようです。(話者人口が85万というのは、結構多いと思います)
ポリフォニックな歌唱はモルドヴィン音楽の特徴で、オックスフォードの留学生と思しき彼女らはフィンランド人なのでしょうが、何故モルドヴィンの歌を歌えるのか、ヴァルティナに限らず広くウラル民族の伝統を踏まえた合唱伝統はフィンランドに遍くあるのかが、気になるところです。
Two of my Finnish students in Oxford, singing a Mordvinic folk song. Mordvin is spoken in Russia by roughly 850,000 people, and the language, being a Finno-Ugric one, is closely related to Finnish, though not mutually intelligible with Finnish.
Mordvinic Song
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